芦屋東灘納税貯蓄組合連合会
トピックス 

41回「税の作文」優秀作品 

 
  国税庁長官賞入選作品
   
税に支えられている福祉
小山町立小山中学校
三年 木村朱里
福祉に関心をもっているわたしは、今までに何回か障害を持った人たちが生活している施設へ行ったことがあります。そこには、広い食堂やお風呂、多くの寝室等がありました。そこでは、何十人もの人が集団で生活をしているのです。
施設の人と一緒に作業しながら話しをしていると、とても楽しくなりました。笑い声が絶えることなく、わたしまで笑顔になり穏やかな気持ちになりました。
職員の方から、
「こんな風に施設が整ってきたのは、国や町からの補助金があるからなんだよ。」
と教えていただきました。この時は、補助金の意味がよくわからなかったのですが、後に税の学習をして、この補助金は税によって人々から集められたものだということを知りました。
わたしはそれまで、税についてほとんど興味がありませんでした。税はわたしたちの生活とは関係がないものと思い込んでいたからです。
でもそれは違っていました。新学年になるたびに配られる教科書も机やいすも、税によって用意されたものだったのです。わたしたちの教育のために、多くの税が使われていることを初めて知りました。
身近になった税についてもっと知りたいと思ったわたしは、町で発行している広報誌で町の財政について調べてみました。すると、小山町は昨年度、歳入の半分を町税でまかない、歳出では一般会計から民生費として十三億二千万円を支出し、また特別会計から老人保険に十六億円を費やしていました。わたしが以前にボランティアで訪れたことのある町の老人施設も、わたしの祖父母たちも税に支えられていたのです。老人施設内の設備や医療器や車いすなど、税はお年寄りの方々の生活の土台となり、手足にもなり、そして、笑顔の元にもなっていたのです。お年寄りや障害をもった方々にとって、税は本当になくてはならないものなんだと改めて感じました。
高齢化は今、国全体の問題であり、また他人ごとではありません。老人施設でのお年寄りの姿は、将来のわたしたちの姿でもあるのです。日本の国民の一人一人が現代社会での一番の課題である社会福祉を見つめ直し、その対策のために、もう一度しっかり考えることが大切なのだと思います。
わたしは施設を訪れたときに見た多くの方々の笑顔が好きです。また「ありがとう」と言われた時のうれしさを忘れられません。税について知ったわたしは、税に対して「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいです。
喜んで納めたくなる税金へ
静岡大学教育学部附属島田中学校
三年 天野利紗
日本国憲法第三〇条には「国民は法律の定めるところにより納税の義務を負う」と記されている。
現在、私が納めている税金は消費税ぐらいだが、将来私が就職して働くようになったらいろいろな種類のたくさんの税金を納めなくてはいけないということになる。働いてもらった給料は全部自分の物にしたいのに、たくさんの税金をとられてしまうのはいやだなあと思った。大人達の中には脱税したり、外国に住んで税金を納めないようにすることを考える人達もいるらしい。でもそんなことをしていたら日本はどうなってしまうのだろう。だんだん不安になってきた。
そこで発想を転換し、国民が喜んで納めたくなる税金にするには、どのようにしたらいいか、考えていくことにした。
それにはまず税金が国民のためにどのように使われているか知る必要がある。税金は社会保障関係費(医療・年金・福祉)や公共事業関係費(道路・下水道・公園の整備)、文教及び科学振興費(学校教育や科学技術の発展)、地方交付税交付金等に使われている。私が生活する中でお世話になっているものばかりだ。けれど国民が払っているお金によって自分達がどんなに生活しやすいかという関係が具体的に見えてこない。何の税金を何のためにどのように使ったのかを、身近な物で具体的に知らせる必要があると思った。ポスターやちらし、広報、テレビ等のニュースやCM、駅やお店のテロップや、電光掲示板、携帯電話の無料メールを利用するのもいいだろう。
これらを見て、税金を払っている人々は、自分達が納めた税金は、こういうことに使われているのだとわかり、納得する。子ども達は大人達が税金を払ってくれるから、今の生活ができるのだな、自分も大きくなったら税金を納めようという気になる。お年寄りは、今まで税金を納めてきてよかったなと思い、お年寄りになっても、ただ支えてもらうだけではなく、消費税や固定資産税等を納めて社会に参加し生き生きと暮らしていく。
人々は、税金をとられているという意識がなくなり、税金はみんなが豊かに幸せに生きていくための会費、社会への参加費というような気持ちになるのではないかと思う。納税の楽しみを感じ、日本国民として税金を払うことを誇りに思うようになるかもしれない。
それから、税金を使う政府官公庁は、国民のために支出する事業の質を高めていってもらいたい。いや、「もらいたい」という受け身ではなく、私達一人ひとりが自分のこととして意識し、納税や税金の使い道について考え、意見を持っていこうと思う。
そして、私は、これから若い人達と一緒に豊かな暮らしやすい日本を作るために、喜んで税金を納めるような大人になっていきたい。
未来を築く〜私の思い〜
七尾市立朝日中学校
三年 高田麻利代
「この学校も古くなったなぁ。」
最近この言葉をよく耳にする。私の通っている学校はとても古く、数年後には、新しい校舎に建て直される予定だそうだ。しかし、学校を建設するのも決して無料ではない。それなら、このような場合のお金は、どこから支払われているのだろうか。私は、税金について興味をひかれ改めて考えてみた。
税金について知ろうと思い、インターネットで調べてみた。すると「税金とは、国家や地方自治体などが、その予算をまかなうために国民・住民などから徴収する金。」とあった。つまり、この日本にある公共の公園や道路、下水道などは、すべて税金から支払われて造られているのだ。また、大人たちが働き、税を納めるのは、日本の未来を支えるのに、欠かすことのできないことなのだと思った。
幼い頃から慣れ親しんでいる公園も、税金があったからこそ、設置されたのだ。そして、パトロールする警察や消防、救急などもまちや人を守ってくれているから、私達は安心して生活することができるのだ。そう考えると、税金がもっている力の大きさに驚いた。
「教科書の代金は払っていないんだよ。でもこれは、決してただではなくて、日本国民のたくさんの人が働いて納めた税金の中から支払われているんだ。全部あなた達を日本の将来を受けもつべき大人にするために、とても大切なことなのよ。」
数年前、母が私に言った言葉。私は、はっとした。今まで、何気なく使用していた教科書の大切さ、重さを感じた。子供の為に、将来の為……豊かな未来を築こうとしている人が、たくさんいることに、とても心強く思った。そして、私達も大人の意思を受けつぎ、税を無駄なく効果的に使用しなければいけない。大きな役目ではあるが、日本の国民としての義務を果たすべきだと感じた。
私の目から見て、税は、その国の未来を支える、大黒柱のように思える。今まで、消費税を払っていることに疑問を抱いていた。しかし、税の大切さを知った今、これまでにとってきた軽率な行動に、とても恥ずかしく思った。まだ使えるノート、少ししか使っていない鉛筆……。「もったいない。」と思うことが未来を支える鍵となるかもしれない。税金を、払い、感謝するだけではなく、税金の大切さを感じることも必要だと思った。
少し視点を変えて、税金を見つめてみる。それだけで、自分の中の思いが変わるかもしれない。そして、その思いを伝え未来へのネットワークを広げていってほしい。まだ私達の子供の力でできることは少ないけど、小さな行動一つ一つに意味があることを、私は信じる。
「税を知って下さい。税を意識して下さい。」
これが、私の伝えたい思いだ。
スウェーデンの税金から考えたこと
あわら市芦原中学校
二年 黒川智加
私は今まで、「税金」について深く考えたことがありませんでした。しかし、夏休みの宿題で税金のポスターをかくことになり、税金について、家族に聞いてみました。すると母が、県税事務所で、国税庁が出した「暮らしの税情報」という冊子をもらってきてくれました。おかげで、色々な事がわかりましたが、気になったのは、税金の国際比較のグラフです。消費税は、日本の五%に対して、スウェーデンは二十五%と、とても高額なものになっていました。最近テレビで、「日本の税金が上がるのは反対だ」と言っている人を見たことがあったので、スウェーデンの人は、こんなに高い消費税に文句を言わずちゃんと支払っているのだろうか、と不思議に思ったのです。私は、スウェーデンについて、図書館やインターネットで調べてみることにしました。
スウェーデンという国は、大変充実した社会福祉国家です。スウェーデンの福祉制度は、「ゆりかごから」どころか、オギャーと生まれる誕生前から。妊娠した女性は充分な有給休暇がもらえ、出産後は夫婦で都合良くわけあってとれます。国民の医療、歯科治療、教育費、年金などはすべて保険でカバーされ、国による成人教育課程、労災、失業保険、子供のいる家族への補助金などもゆきとどいており、学費は大学まで無料だそうです。また、平均寿命も長く、ホームヘルパーの制度が完備されているため、年をとっても自宅で生活ができるということも知りました。私は、スウェーデンという国はなんとすばらしい国なんだ!と思いました。しかし、こうした充実した社会保障こそが、非常に高い税金によって支えられているのだということもわかったのです。
スウェーデン人でも「クレージー」という高額税金。しかし、そのおかげで、安心して子供が産めたり、老後の心配もないということで、スウェーデン人は、きちんと税金を支払うのだそうです。そして、貯蓄はしなくてもよいので、レジャーも楽しめるようです。
よい政治が行われている社会では、税金が国民のために正しく使われているので、一度納めた税金もまた、姿を変えて私たちの幸福のためにもどってくるわけです。今までは私にとって全く興味のなかった税金。でも税金は、私達が安心して生活していくための、大切なお金なのだと知りました。納税者は、もっと、税金の使い道について知ることが必要だし、国や地方公共団体は、その使い道をしっかり工夫し、国民にきちんと知らせるべきだと思いました。スウェーデンの人たちは、国を信頼しているから高い税金を払っているのでしょう。日本も、みんながちゃんと税金を払って、安心できる国になっていけばいいと思います。
私と税金
長門市立日置中学校
二年 古川優奈
私にとって税金は本当にありがたいものです。税金について、そんな風に思っている中学生は、もしかしたらめずらしいのかもしれません。でも私は、税金を払ってくれているすべての人に「ありがとうございます」と心の中でつぶやく事が、時々あるのです。
私は幼い頃から母と二人で暮してきました。毎日一生懸命働いている母は、私が学校から帰ってきてもいない事の方が多いです。それでも私は、周りに友達がいるし、祖父や祖母も近くの町に住んでいるので、あまりさみしい思いをしたことはありません。また、遠くに住んでいる母の二人の妹が、時々帰ってきて勉強を教えてくれたり、遊んでくれるのです。
中学生になって、私は初めてコンタクトをすることになり、母と二人のおばと一緒に眼科へ行きました。少し緊張していましたが、無事診察を終え、会計を済ませると、隣の薬局へ薬を取りに行くことになりました。おばの一人が「私が行ってくる」と財布を持って行ったのですが、戻ってくると、とても驚いた様子でこう言いました。「お金がかからんかったんやけど。」私は、母子家庭なので医療費がかかりません。その事を知ったのは小学生の時です。その時の気持ちは、正直に言うと、「タダなんてラッキー。」と思いました。でも今は少し変ってきました。私の医療はタダではなくて、「税金で払ってもらっている」ということを知ったからです。それを教えてくれたのもおばでした。そしてその税金は、働いている人や大人になると誰もが払うべきお金なのだということも。その日から私は「ラッキー」と思っていた気持ちから、「ありがとうございます」という気持ちに変わったのです。それは一生懸命税金を払ってくれている人すべてに対して、そして同じように一生懸命働いて税金を払ってくれている母に対して「ありがとう」の気持ちでした。
将来、私がもし医療費を支払うことになっても、この感謝の気持ちは忘れない様にしたいと思います。そして、私自身もしっかり税金を払って、困っている人のために少しでも役立つようなそんな恩返しができる日が来るといいな、と思います。
税の力―よりよく生きるために
岡山市立京山中学校
三年 杉山美加
私には、今も忘れられない曾祖母の姿がある。八年前に亡くなった曾祖母の寝たきりの姿である。体を動かすことはトイレだけの生活│││曾祖母は寝たきり老人になっていった。生きようとする気力が次第に失われていく様は、当時小さかった私も見ていて辛かった。
そして最近になって私は、介護の仕事をしている叔父から、福祉制度の整うスウェーデンやデンマークの話を聞き、一冊の本『「寝たきり老人」のいる国いない国』を勧められた。福祉やそれに伴う税の問題について示唆に富んだこの本は、それまであまり関心のなかった税について考える機会を与えてくれた。
この本によると、北欧諸国のホームヘルパーの割合は、人口一万人に対して四百人という高水準であるという。しかも日本で寝たきりとして扱われる高齢の要介護者も、北欧では車椅子に乗りレストランへ行ったり、ヘルパーと一緒に買物をしたり、と充実した毎日を過ごすことができるという。また訪問看護・訪問医療制度も整っており、これらの充実によって、誰もがのびのびと「よりよく生きる」社会が実現しているのだ。それを支えているのが税制度であり、国民一人一人の税金なのである。
その税率は、デンマークの消費税を例にとってみると、日本の四倍以上の二十二%。かなりの負担に思われるこの税率も、北欧の人々は負担に思わないという。国税の総額の三分の一が福祉や教育に充てられ、高水準の福祉サービスを享受できることに満足しているからである。それどころか減税によって、福祉サービスが低下し、生活への安心感が損なわれることに危機感を抱くというのだ。
私は今まで、税金が安心で豊かな暮らしのために不可欠なものであると認識しながらも、税率がアップすることに強く抵抗を感じていた。消費税が上がれば、子どもである私達も買物をする度に、お小遣いをやり繰りしていく上で痛みを伴うのだ、と負の思いばかりに囚われていた。
しかし、北欧の国々が実践する税の力を知った今、私は気付いた。税は人が「よりよく生きる」ためになくてはならないものであると。そして「よりよく生きる」ために必要な「生きる気力」をも引き出すものであると。
今後も日本は高齢化社会が続くだろう。私達もいつかは高齢となり福祉サービスに支えられる日が来る。その時に、人が人として最期の日まで「よりよく生きる」ことができる社会であってほしいと願う。そのために、今の私は税についてもっと関心を持ち、学ばなければならない。そして、私が本当の納税者になった時、「よりよく生きる」ことのできる社会の実現に向けて、努力を惜しまない人になりたいと思う。
縁の下の力持ち
松山市立勝山中学校
三年 森貞千晶
学校に登校し、授業を受け、給食を食べ、部活で汗を流し、舗装された道を通って帰る。家では教科書の問題を解いて勉強する。普段何気なく過ごしている日常。しかし、これは税金なしにはありえない。そのありがたさを、最近感じることがあった。
総合的な学習の時間、私は「世界の子どもたちと学校」について調べている。もともとは、学校生活や行事、特色について調べる予定だった。資料を集めるため、私はインターネットで検索した。しかし、出てきたのは、「学校に通えない子どもたち」だった。「学校に通えない子どもたちは、貧困や飢餓、暴力、虐待、人身売買、エイズなどの危機に対し、より弱い立場に置かれている。」信じられない世界だった。また、高い学費や基本的な学校施設の不足、差別、教育の質の低さなど、子どもの通学を妨げる原因が、数多くあるという。
「学費」という言葉は、最近身の回りでよく耳にする。私立は高い、県立は安くつく……。けれどそれは、高校でのことであって、小中学校に通う九年間は、学費という言葉すら聞かない。学費はすべて税金が賄ってくれる。学校は税金で建てられる。教員採用試験で合格した先生方の分かりやすい授業を、無料で受けることができる。私たちは、それが普通だ。その「普通」の裏には、みんなが納める税金がある。だから私は字が書けるし、計算ができる。しかし、この地球上には、それすらできない子どもがいるのだ。
私たちの納める税金は、そんな子どもたちや、発展途上国の人々への援助金にもなっている。税金が、どれだけの人の命を救っているのだろうと思うと、税金のすばらしさを感じる。国際援助に限らず、国民の暮らしやすい環境をつくるためにも、大いに役立っている。私が今日まで生きてこれたのも、税金のおかげだと思う。
私は今、消費税しか納めることができない。将来、働くようになったら、精一杯働いてたくさんの税金を納めたいと思う。私の納める税が、一人でも多くの人を幸せにできると思うと、一円でも無駄使いできない。
日本に「納税の義務」があることを誇りに思う。そして、私たちを支えてくれる親をはじめ、たくさんの大人に感謝したい。「学校」という場を大切にし、感謝の気持ちを勉強面で表したい。私は、今、学校がとても楽しい。行事は燃えて団結して、人間関係も深まる。友達もたくさんできる。これらと税金は、イコールで結ばれる。税金なしでは、今の私はいないだろう。この気持ちを、もっとたくさんの人に、世界中の人に味わってもらいたい。
私たちは、「タックスペイヤー」
吉野川市立鴨島第一中学校
二年 立石綾
「タックスペイヤー」という言葉を父から教えてもらいました。「タックス」というのは税で「ペイヤー」というのは払う人という意味があるそうです。つまりは納税者のことです。私たちの生活を安全で、豊かにするために税金はあると、父は言います。
私にとって、一番身近な税金は、国税の中の消費税です。商品を購入するときに五%私たちが負担する分ですが、四%を国に、一%は都道府県に納められるそうです。父たちは、所得税や住民税、自動車税、固定資産税などを納めています。税金は、数字に表れるので、すごくたくさん納めているように思えます。実際、父に聞くまで、納められた税金が、どのように使われているか、具体的に知ろうとしませんでした。
でも、税金は私たちの身近なところに、使われていました。家庭から出るゴミの回収と処理、道路の整備、医療費の負担、そして、警察をはじめとする公共サービスによって地域が守られていたりするのです。
中学に入学するとき、教科書無償措置の話を聞きました。義務教育の期間、誰もが公平に教育が受けられるように、教科書も無償で配られています。それも、もちろん税金から出ています。私たち、中学生一人に、年間使われる教育費は、九十五万円近くかかるそうです。それをすべて、自己負担するようになれば、両親は本当に大変になるだろうなと思いました。私たち中学生が、消費税として納める税金は五千円にも満たないそうです。私たちは、税金を納めている人達すべてに、育てられ守られているんだなと思うようになりました。
兄が、中学生の頃、吉野川市の子ども議会に参加しました。他の中学校からも、代表が集まり議会で、中学生が自分たちが生活する地域について、見て感じること、思うことをいろいろ質問し、要望をだしたそうです。その中で、「通学路が暗くて、部活などをして帰るとき、非常に怖い。だから、街灯をつけて欲しい。」と言う意見が出たそうです。その後、議会で検討され、街灯がつけられたという話も聞きました。
私たちの安全を守るため、必要とされていることに、税金は使われるんだと思います。私たちは、税金がどのように使われているか知ると共に、税金によって、私たちの生活が豊かで、安心できるようになっていることを実感しなくてはいけないと思います。日本では救急車を使ってもお金はいりませんが、ドイツでは実費を払わなければなりません。このように日々あたりまえと、思っているところに税金は使われているのです。社会の一員としての「会費」として、当然税金は納めなくてはいけないことだと思いました。社会の担い手になれば、育ててもらった社会に「タックスペイヤー」として、恩返ししたいです。
税金はブーメラン
高知市立旭中学校
三年 矢野裕子
税についてあまり考えたことがない私にとって税金は簡単に言えばやっかいなものだった。例えば消費税である。物を買う時にわざわざ五円、十円をださなければならないし、学生でお小遣いも少ない私たちにとって五円、十円はとても貴重である。スーパーやデパートでいつもレシートの「消費税」の所を見てため息をもらしてしまう。
そんなことをふと思いながらテレビを見ると悲惨な光景が目にとびこんできた。七月十六日、新潟中越地震。家が壊れ、悲しんだ人々の顔。そこに自衛隊が来て復旧作業をしていた。それを見ていた私は母に
「自衛隊って国が運営しゆうがでね?」
と聞いた。母は、
「そうよ。自衛隊も警察も消防署とかもね。でも、言いかえたら国民の税で成り立っているから、国民が運営しゆうとも言えるね。」
と言った。驚いた。自分が普段「嫌だなぁ」と思っていた税のおかげでこんな不自由ない生活を過ごせているのだから。それに税がなければ、殺人犯も逮捕されなければ、火事が起きても火が消えるまでずっと燃え続ける。そうなれば日本はどうなるだろうか。税金があるからこそ今の日本が成り立っているのだ。
私は税金はブーメランだと思う。なぜなら、物を買う時や日々なことでたくさん税金をとられる。けれどその税は自分達に必ず戻ってくるのだ。自分に限ったことだけではない。その税金で人を助けることもできる。例えば日本に台風が来たら大雨で土砂崩れが起き、道路が通れなくなり孤立してしまう家がでてくる。人々も食料がつきてきたり、色々な場面で困るだろう。そんな人達を救ってきたのが私たち国民が納めてきた税だと思う。
今までは、テレビで困った人々の顔を見ると「助けてあげたい。力になりたい。」と、いつも思っていた。だが私にできることはなく、じっとテレビを見ている位だった。しかし今、自分が払った税金によって多くの人が悲しみから救われ、小さな喜びを感じてもらうことができているということに気付くことができた。私は、これまで消費税を払うのが何だか嫌だった。しかしこれからは、次にこの税が誰のためにどのように使われていくのかを見守っていきたいと思う。
これから、よりよい社会を築いていくために、国民一人一人が税の意味を知り、正しく理解しきちんと納税の義務を果すこと。その一方で、私たちが払った税金がどのように使われたのかを知ることも大切だ。そして、税金があるおかげで今の豊かな生活が送れていることも忘れずにいたい。
自分だけの教科書
福岡市立香椎第一中学校
三年 木萌香
私は中学入学までアメリカで育ちました。現在、帰国して二年半がたちますが、正直、「税金」のイメージは難しいというだけで、深く考えたことはありませんでした。しかし、中三の公民の授業で習っていくうちに、多くのことがわかってきました。
国によって税金が違うように、いかされ方も違います。私は長年暮らしてきたアメリカと現在暮らしている日本について考えてみました。私の一番身近なところでは、やはり、「教育費」でしょう。私の頭の中ですぐに思いつくのは、日本では「自分だけの教科書」がもらえることです。日本では当たり前のことですが、アメリカでは、「自分だけの教科書」はありません。教科書は借り物であり、もらうことはできません。そのため、教科書には自分の名前を記入することも、重要な箇所に線を引くことも許されません。なぜなら教科書は、自分のものではないからです。
私は、アメリカに住んでいながらも、日本の教科書を毎週土曜日だけに通う日本人補習校で六年間ももらっていました。なぜ、もらうことができたのでしょうか。それは、「自分だけの教科書」は日本で働いている人たちが納めた税金によって作られ、私達のもとへ届けられていたからです。
日本の憲法には、国民の三大義務として「教育を受けさせる義務」「勤労の義務」「納税の義務」が定められています。また、第二十六条には、「その能力に応じて、等しく教育を受ける権利」「普通教育を受ける義務を負いそれは無償の義務教育」を約束されています。つまり、私達日本人は、どこの国に住んでいても、同じように日本の教育を受けることができるという素晴らしい憲法に守られていることがわかりました。
将来、必ず帰国をして日本の学校に通わなくてはならないことが一番不安だった私にとって、はるばる海を渡って届けられた日本の教科書は最高の進級プレゼントでした。私は日本の納税者の方々に感謝することを決して忘れてはならないと思います。
現在、私は高校受験に向けて勉強を頑張っています。税のおかげで大変恵まれた環境の中で毎日、安心して勉強に取り組むことができています。
私達子供は、社会全体でバックアップしてくれていることに喜びを感じ、感謝の心を持たなくてはなりません。そして、私達が大人になった時、次の世代の子供達の為にきちんと税を納めることは、それまでの恩返しであり、使命でもあります。子供の頃から、税について関心を持ち、感謝をすることで、前の世代から私達の世代へと、スムーズにバトンを受け継ぐことが出来ます。これが繰り返されれば、きっと、今のような素晴らしい日本の未来がいつまでも約束されるでしょう。
生活を支える税金
福岡教育大学附属福岡中学校
一年 原口瞳
「新潟県中越沖地震」というニュースをテレビの画面で目にしたときはとても驚き、そして悲しくなりました。
台風四号が道路冠水や国道崩壊などの大きな爪あとを残して過ぎ去っていき、各地で復旧作業が進んでいく中で起こった震度六強の地震。この夏は大きな天災が次々と人を襲いました。
私は二〇〇五年の春に「福岡県西方沖地震」という大きな地震を経験しました。私の家はうめ立て地にあるため液状化現象や地盤沈下の被害がとても大きかったです。壁に亀裂の入ったマンション、段差と水たまりだらけとなった地面など見慣れた町の風景が一瞬にして変わってしまいました。特に家の隣にある海岸の砂浜に大きな亀裂が走っているのを見たときはとても大きな衝撃を受けました。いつも遊んでいた砂浜だったので、その悲惨な光景は今でもはっきりと思い出すことができます。
あの地震から二年│││福岡はもとの町並みと活気を取り戻すことができました。くぼみと段差だらけだった道はきれいに舗装され、歩いていてつまずく心配もありません。学校の壁や砂浜に入っていた亀裂も元通りになりました。被害の大きかった玄海島の人たちも仮設住居での生活を終えて帰島し、元の暮らしを取り戻すことができました。
私の住む福岡がこんなにも短い期間で復興できたのは他の地域の人たちからの協力や援助、そして税金のおかげだと思いました。多くの人々が納めた税金が、福岡と、そしてそこに住む私たちを支えてくれました。すごいスピードで元通りになっていく福岡を目の当たりにして、税金の大切さを身を持って感じることができました。
それまではただの義務としか思っていなかった税金がこんなにも私たちの生活に深く関わっているということを知り、税金のいろいろな使われ方を考えるよい機会にもなりました。教育費、警察・消防費、医療費、ゴミ処理費など災害時以外でも税金は身近なところで使われています。税金のおかげで私たちは安心して暮らすことができています。
だからこそ私たちは税金のことについてもっと知り、学ぶべきだと思います。税金の大切さと重要さを理解すれば、公共の施設を大切にしたり、水を大切に使ったりと毎日の生活の改善点を見いだし、改めていくことができるのではないでしょうか。
私たちは税金という形でたくさんの人たちと生活を支え合っています。私も納税が義務になったとき、一生懸命働いてたくさんの人と生活を支え合っていく社会の一員になりたいと思います。
「税」のある町
壱岐市立沼津中学校
三年 松本めぐみ
税は、人が生活する上で最も重要なものの一つである、そして、それはさまざまな場面で私達を支えてくれる。税が活躍する身近な事の中に、例えば、学校教育、生活の安全の維持、福祉の充実、そして災害の復旧活動などがある。災害の復旧活動│…。今年起こった新潟県中越沖地震が、私が「税」について考える最も大きなきっかけとなった。
新潟を襲った二度目の地震。ブラウン管を通して伝えられる、被災地の深刻な状況。住む家を無くし、途方に暮れている人、避難所での窮屈な生活。ひび割れた道路、倒れてくる電柱、潰された民家。私は息をのんでテレビを見つめた。罪のない多くの人々が苦しめられている。美しいまちが、建物が、道路が無惨に破壊されている。
「もし私の住んでいる壱岐に、大きな災害が起こったらどうしよう。町は元通りになるのだろうか。全て元通りにするには、一体どれだけの費用がかかるのだろうか…。」
そんな時目に止まったのが「災害復旧費」だった。災害復旧費とは、道路や橋などが災害で壊れてしまった場合に、復旧の為に使われる税のことだ。私が見たパンフレットの中に、長崎県では県民一人あたり、災害復旧費は二千八百円と書いてあった。これに長崎県民分、約百四十八万人をかけると…。なんと約四十二億円にもなる、私は驚いた。`もしもaの時の為に、こんな税があるのか。この税は、地震の被災地新潟を、再び人が安心して暮らせるまちにする手助けに繋がるのかもしれない…。
私は小学校の修学旅行で、島原へ行った。島原には、平成三年、噴火により多くの被害をもたらした雲仙普賢岳がある。│美しかった。噴火当時、山や町を覆いつくした火山灰、何キロメートルも先まで流れた火砕流。真っ黒になった空。そんな事があったなんて信じられない程、復興していた。静かで、眺めが良い町だった。税は、きっとこの雲仙の復旧活動に大いに貢献したに違いない。そう考えると、私は「税」というものが持つ意味の大きさを感じた。
今回災害復旧費について知り、税を払うことは「協力」だと思った。自分の為に、そして共に生きるみんなの為に。安全に、安心して暮らせる、豊かなまちをつくる為に、今の私の生活も、さまざまな税によって支え、助けられている。そのことをずっと忘れないようにしたい。そして、いつか来る、二十歳という年齢になったら、私は必ず税を納めようと思う。それが今までの、私から社会への感謝のメッセージと、これからもっと輝く、素晴らしい社会をつくっていく第一歩になればいい。
税について
豊後高田市立田染中学校
三年 渡邊希美
強い台風五号が接近したとき、わたしは宇佐で一人暮らしをしている祖母のことが心配になりました。祖母の家は一軒だけ、ちょっと離れていて裏に山が迫っているからです。しかし、公務員の父は台風のときは災害対策本部に行かなければならないし、母も仕事をしているから祖母を迎えに行くことはできません。
先日、祖母の家に遊びに行ったとき
「台風のとき、こわかったろ。」と尋ねると
「台風がひどくなる前に介護サポートセンターの人が迎えに来てくれて避難してたからひとつもこわくなかったよ。まわりのみんなはやさしいし、おいしいごはんをいただいて翌朝送ってくれたんよ。」祖母が
「せめてお金をと言っても受けとってもらえんかった。いい社会になったなぁ。」とうれしそうに話していました。
祖母が一人暮らしになってから毎週一回予防介護デイサービスに行っているのは知っていました。仲間と共に手芸作品を作ったり、お花見やお祭りに出かけたりして祖母はだんだん元気をとり戻していました。祖母の家には非常ベルのようなものがついていて何かあったときに押すと連絡がとれるようにもなっていました。
わたしは父にこの話をして
「どうしてお金を受けとらんの。」と聞いてみた。すると父は、
「これは国の税金でしている事業だからお金はいらないんだよ。国民のだれもが安全で住みやすい豊かな社会をつくる一かんとしてやっている社会保障関係費だから。これが国の歳出のうち最も多くを占めているんだよ。」日本の社会保障も欧米諸国の水準に達しようとしていて、医療技術、施設、機器などがとても充実して福祉には力を入れていることを、しかし、これもみんなの税金でできていることだから、税金をきちんと納めることが大切なことだと教えてくれました。
わたしがまだ小さい頃、税金が高いと言っている母に祖父が
「税金を納められることは幸せなことなんだ。私は誇りに思っている。」と言っていた。あの時はよく意味がわからなかったけど今はなんとなくわかる。
わたしはまだ中学生なので税金を払う立場ではないけど今のわたしにできることは生徒一人あたりにかかる一年間の九十四万円の税金を無駄にしないことです。机やいす、教科書などを大切に使うのはもちろんのこと、しっかり勉強やスポーツをして充実した中学校生活を送ること。それが将来社会人になったとき、きちんと納得の義務を果せると思うからです。
「税の大切さ」
学校法人日章学園日章学園中学校
三年 壱岐亜花音
「なぜ、税金を払うの?」
小さい頃から当たり前のように、お菓子を買えば税金を払ってきた私達には、消費税に対して何も抵抗がなく、疑問すら感じませんでした。そして、「税金」という言葉に必ずしもプラスのイメージはありませんでした。
しかし私は、「税金の大切さ」を身を持って思い知らされる貴重な経験をしました。
それは、二年前に猛威を振るった台風十四号です。大量の雨が長時間降り続き、幾つもの川が氾濫しました。被害の大きい地域では、土石流で、何人もの死者が出たほどでした。
私の住んでいる地域も川が氾濫し、浸水しました。家の一階は全滅、二階の階段付近まで水が押し寄せました。
台風の恐ろしさは、水害だけに留まらず、明くる日の朝、我が家は泥で埋め尽くされていました。あのすさまじい光景は、今でも忘れることはできません。
平凡な日常生活が一瞬にして麻痺し、電気や水道、ガスなどが使えない状況が何週間も続きました。
復旧作業には、多額の費用と多くの人の手が必要となります。壊れた道路を補修したり、二度と災害が起こらないように川の周辺を整備したりと、みんなが共有して、安全に暮らせるには、桁はずれの費用が必要でした。
この費用は、個人では負担できません。国や地方公共団体の財政が使われます。一人一人が納める税金が、いざという時に役立ち、私達の命までも守ってくれるのです。
そして、人命に関わる災害では、自衛隊の方々が夜を徹して救助にあたってくれます。
国の財政がしっかりしているからこそできる救助活動だと思います。
もし、私自身が不便な生活をしなかったらきっと、税金のありがたさに気づかなかったことでしょう。
自分自身が、弱者の立場になってみて、「税金なんて」という言葉は、口に出さなくなりました。そして、税金の良さに初めて気づくことができました。
今では、台風災害の爪跡もなく私の住み慣れた町の姿が戻ってきています。しかし、もう便利な生活を、きれいな町並みを、当たり前だと受け取ってはいけないのです。
税金は、お金を納める時だけ徴収された感覚に襲われますが、税金の使われ方に目を向けると、感謝の気持ちが湧き上がってきます。
私の産まれ育った美しい青空を大好きな人々が暮らす地域をずっと守るためにも税金は必要なのです。税金は、頼れるサービスマンのようなものです。
これから私は、気持ちよく税金を払っていきたいと思います。大人になってからもずっと…。
父の仕事から学んだ税
竹富町立黒島中学校
三年 又吉大智
僕の父は畜産業を営み、母は公務員をしています。母の給料が税金で支払われていることは知っていたのですが、農家である父にも税金の恩恵があるとは、全く知りませんでした。いつものように牧場の手伝いをしていたある日、
「お父さん、この牛舎作るのにいくらぐらいかかったの?」
と何気なく聞くと、父は
「牛舎を建てるにはものすごくお金がかかって簡単には建てられないんだよ。でも、この牛舎を建てるお金の九割が補助金で、残りの一割だけが自己負担なんだ。だからとても助かったさぁ。」
と話してくれました。僕はすぐに、補助金がどこからもらえるのか聞いてみると、
「これは国からの補助で、全て税金なんだよ。」
と教えてくれました。
僕はそれまで、税金のことについてよく知らずに、興味すらありませんでした。でも、これをきっかけにいろいろと調べてみることにしました。
今年の三月、僕達の住む黒島に新しい家畜セリ市場ができました。この施設にも税金が使われています。以前に比べ、セリへの牛の運搬が安全で楽になり、高齢者の多い黒島の農家の人達は大変喜んでいます。皆が使う立派な施設を見ると、税金のありがたさを強く感じます。また、税金は公共のものだけにしか使われていないと思っていましたが、父から、個人にも使われているということも学びました。
年々減少していく農業人口。僕達の生活を支えてくれる農業者を支援するという目的の「農業者担い手育成補助事業」を僕の父は受けています。この事業の一部分も税金なのです。その一つ、牧場の土地改良のための事業は、石の多い黒島が、現在のような近代化牧場になるために行われた事業です。何千万とかかる工事を個人農家で手掛けるのは厳しく補助事業ということでそれを受け、現在の牧場の基盤になったのだそうです。
「大智、お父さんが小さな島でこうやって畜産業をしていけるのも税金のおかげなんだよ。だからこの牛舎も牧場も大事に、大切にしていこうな。」
父の言葉に僕は大きくうなづきました。
税金が僕が気がつかなかったあまりにも身近なところで僕達の生活を守ってくれていることを実感しました。きっと皆が気がつかない部分でも、たくさんの部分で支えてくれているのでしょう。
僕もいつの日か働き、給料をもらう日がきます。大部分は自分や家族のために。しかしその一部は僕達を支えてくれる税に。そしてその税によって支えられている多くの人へ。税金に感謝をしてきちんと納め、少しでも社会に貢献できるよう頑張りたいと思います。
税の歴史
石垣市立石垣第二中学校
三年 前仲智絵
私の住む地域、石垣島にはトゥバラーマという民謡があります。その昔、人頭税という制度があった時に人々があまりにも苦しい生活を強いられ、生きる喜びを失った人々の深い悲しみがうたわれています。
私はこのトゥバラーマの事を知り、税金の事をもっと知りたくなりました。以前私は、税金の事について全く興味がなく「成人したら払えばいいのだから、今は関係ないんじゃないか。」と思っていました。しかし、地域の歴史や文化に触れる事によって、いかに今の税金が良い制度か理解できました。
沖縄がまだ琉球と呼ばれていた頃、琉球王朝には独自の文化が芽生えていました。しかし、薩摩藩に支配され税を払わなくてはいけなくなりました。財政的に行き詰まった琉球王府は、宮古・八重山への厳しい人頭税を課しました。人頭税とはその名の通り、人の頭割りに税を課し、十五歳から五十歳までの男一人一人に田畑の面積とは関係なく課し、また、体の不自由や年齢などを全く考慮しておらず、地位の低い人ほど納めにくい税であったそうです。
宮古・八重山では人頭税に関する悲しい歴史が残っており、私は聞いてショックを受けました。石垣島のトゥバラーマをはじめ、与那国のクブラバリという場所では、人減らし策として健康な人でさえ跳べるか分からないような岩の割れ目を、妊婦に跳ばせたり、ある時予告のなくトゥング田という場所からのろしをあげ、決められた時間内にこの田の敷地内にたどりつけなかった者は、人減らし策として殺されたりしたという言い伝えが残っています。また、宮古島には、人頭税石と言う石があります。この石は百四十三センチあり、この石と同じ高さになると課税されたという言い伝えも残っていて、百四十三センチといったら、私が小学校四年生の身長で、昔の子どもは九才で税を払ったのかもしれないと思うと、今の時代に生まれてきて良かったと思いました。
トゥバラーマにはこんな一節があります。私はなんで悪い星の下に生まれてきたのだろう。今の苦しみから解放させるならば死んでもいいから逃げ出したい。
私達の時代は、税制度がきちんと制定されていて、その徴収された税は私達国民の為に使われているそうです。一部の人だけがいい思いをしない、私達の払った税は一部の人達の懐に入るのではないのだと思います。今の税制度を守り、育んで行く為にも、そして政府が間違った事をしたら専門家だけがそれを指摘できるのではなく、私達国民全体が指摘できるように、私たちは自分達の為に正しくしっかり税について知らなければならないと思います。
私たちの未来の為に。
                       
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