芦屋東灘納税貯蓄組合連合会
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41回「税の作文」優秀作品 

 
  財務大臣賞入選作品
   
「私にとっての税」
薩摩川内市立川内南中学校
一年 小田原珠実
私が学校で一番好きな時間、それは給食の時間だ。ぺこぺこお腹に、漂ってくる給食の匂いはたまらない。でも、給食の品数が、食欲のある私には少なく思えてならない。友達に不平を言うと、「給食費の滞納も多いし増やすの無理なんじゃない。」との答えが返ってきた。ちんぷんかんぷんだった私は、帰ってさっそくネットを開いた。そして調べていくうちにいろんなことがわかってきた。給食費の滞納額は全国で二十億円にのぼり、児童・生徒約四万人分の給食費一年分にあたるという。裕福なのに権利だけを主張し、義務を果たさない親が多くいることにショックを受けた。なるほど、友達が言うように、入ってくるべきお金がこれほど滞納されたら、当然こん立にも影響があるだろう。私にとっても大きな問題だ。確かに、給食費は各家庭が負担することになっているが、これは食材費にあたる金額だけのようだ。その他にも私達のためにこん立や調理をしてくださる方々の人件費、調理施設の管理費、電気代や水道料等ぼう大な経費がかかるが、それらには全て税金が使われていた。そのおかげで私達は、一食九百円程度もする給食を、わずか二百円ちょっとで食べることができるというからくりだったのだ。
私は中学に入って、貧しい地域を支援するボランティア団体に登録した。私の支援先となったのは、数年おきに災害に見舞われるというインドのモトクルトゥ地域開発地域の八歳になる女の子。学校に通っているというが、私達のように決して「教育」を保障されてはいない。著しい発展を見せているインドだが、まだ国自体が国民みんなを守っていくだけの力を持っていない。それでも教室で、目を輝かせながら勉強する少女の姿が目に浮かぶ。母は、「あなたのお小遣いから出すから」と少女の里親を私の名前で登録してくれた。いくらお小遣いとは言え、もともと親が得た大切なお金だ。今は仕方がないが、就職をしたら自分の稼いだお金で引き続き貧しい人が減るようにお手伝いをしていきたい。
日本に住む私達は、納税者の方々が一生懸命働いて税金を納めてくださるおかげで義務教育が受けられる。教科書も、机も与えられ、何一つ不自由することのない環境に感謝しなければならないことを少女は教えてくれた。
ニュースで報道される「税金」はいつも悪役だが、いろんなところで影のヒーローとなっていた。もしかしたら本当の悪役は、私達の「無関心」なのかもしれない。少子高齢化で国民の負担はますます大きくなると言われている。だからこそ、これまで豊かな日本を作ってくださった方々が安心して生活できるよう、また世界の人たちが幸福になるための税であってほしいと思うし、私もそれを支える一人として、将来しっかりと税を納めたい。インドの少女の笑顔を思い浮かべながら。
                       
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