芦屋東灘納税貯蓄組合連合会
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40回「税の作文」優秀作品 

 
これからの社会と税・光と影
日置市立日吉中学校
三年 檜 物 真理子
 私たちは、一人では生きていけない│││「国民の納税は、憲法で義務づけられている」税金は国を維持し、発展させていくために欠かせないもの│││
 私は「税」のことを難しく考えていました。でも、私も普段、スーパーマーケットで買い物したり、レストランで食事をした時、その代金の支払いを通じて「消費税」という税を、なにげなく負担していたのです。
 そして、どんどん税のことを知るうちに、これからの社会と税には、よいことばかりではなく問題もたくさんあること、光の部分と影の部分があることに気づきました。
 光の部分│││税金は、私たちの身近なところで役立っています。たとえば、国・地方公共団体が負担している、私たち公立中学生一人あたりの、一年間の教育費。およそ九十三万六千円。私が毎日学校に通へ、勉強できるのは、この「税」のおかげだったんです。
 また、消費税のうち半分以上は、私たちが老後も安心して生活できるよう、年金や医療などに使われています。こうして私たちは、健康で豊かな生活をおくることができるのです。もし、日本に「税」がない暮らしを考えてみて下さい。想像がつくでしょうか。私たちの生活は一変します。今、どれだけ私たちが税に支えられているのかが分かります。「税」があるから、今の日本がある。私は、そう思います。
 また、税金は国(日本)のためだけに使われているのではありません。今、各国では見過ごすことのできない深刻な事態があります。多くの人々が、貧困や飢餓に苦しんでいます。日本は、国際社会の平和を願って世界の人々のために支援しています。国の大切な仕事(役割)です。
 このように私たちの税金は使われています。
 影の部分│││「少子・高齢化」日本が抱える問題のひとつです。この問題だけでなく、家族構成や個人の働き方も変わってきています。今、日本は急速に高齢化が進行しています。同時に、出生率の低下による少子化も進んでおり、二十一世紀半ばには、国民の三人に一人が六十五歳以上の高齢者という、超高齢化社会が到来することが予測されているんだそうです。今の社会保障制度のまま放置した場合、年金や医療の負担が上昇を続け、私たちの将来の世代に大きな影響(負担)を残すと考えられる。このように、今の日本の社会と税には、光の部分と影の部分がある。
 今後の日本は、このような問題を年頭において、税のありかたを考えることが大切だと私は思う。
 豊かで、安心して暮らせる未来のために、公平な租税負担と給付の関係について、私たち、一人ひとりが考えることが、なによりも大切ではないか……私は、そう思う。
税と私達
浦添市立仲西中学校
一年 仲 西 智 彦
 「税金は納めるもの」というふうに私が初めて思ったのは、プロスポーツの高額納税者というのを新聞で見たときのことでした。スポーツの分野以外にも、いろいろな分野で活躍して、何億という税金を納めた人がリストアップされ、あるプロスポーツ選手が「自分の納めた税金がどのように使われていくのか、しっかりと見届けていきたい」と言っていたのが印象的でした。
 毎日の買い物で、何かを買うごとに五%の消費税を払う時、いつも、「高いなあ」とつい思ってしまいますが、こうして高額の税金を払っている人達に比べれば微々たる金額ですが、私も微力ながら社会に貢献できていると思うと、私も自分の納めた税金が納得いく使い方をしてほしいと思います。
 私の父は高校の教師をしており、納められた税金の中から給料をもらっています。もちろん、父もその給料の中から税金を払っているので普通のサラリーマンと一緒ですが、父はいつも「税金のむだ使いにならないようにもっと働かないとなあ」と言っています。父の職場が高校ということもあって、教育や研究に関する税金のことについてときどき教えてくれます。いろいろな勉強会や学校で使用する消耗品や器具を買うためには、本当にたくさんの費用がかかるそうです。それらはみな税金でまかなわれているので、できるだけ安い物を買い、省エネに努め、紙も裏をメモにしたり、封筒を何度も何度も利用したりするそうです。
 私は今回の税の資料を見て、保育所や小・中・高校・大学の教育には国や地方公共団体からの税金が大変多く使われていることを知りました。私達はみんなに育ててもらっているんだという感謝の気持ちがわいてきました。
 税金は教育だけではなく福祉や医療の充実、生活の安全の維持、道路・港湾や公園の整備、農業や漁業、産業振興と観光施設の整備などありとあらゆるところに利用されています。これらのことからみんなが安心してくらしていくために、そしてお互いを助け合うという意味で、税はなくてはならないものです。だからみんなが気持ちよく税金を払えるよう、もっと税金のことを知ってもらう必要があると思います。そして税金を納める方法や、使い道を決める人達には、公正・公明・不公平のないようにみんなが豊かにくらしていける社会になるように税金を使ってもらいたいと思います。
 これから高齢化社会になると、若い働き手、納税者がもっともっと必要になってきます。しかし、日本は少子化という現象もあり、今後の税金について真剣に議論するべきだと思います。
 私は、まだ将来どんな道に進むかわかりませんが、今から税金についてもっともっと興味を持ち、社会人になった時、正しくしっかり税金を納め、少しでも社会に貢献できるようにがんばりたいと思います。
日本税理士会連合会
会長賞入選作品
「納税」そして「税金」とは
飯山市立第三中学校
三年 宮 沢 芽 衣
 私は初め、「税金」というものに、あまりいい印象がありませんでした。その理由は、自分が働いて稼いだお金を、なぜ税金として納める必要があるのか、税金というのは意味があるのか。そんな疑問があったからです。しかし私は、ある二つの経験から、税金の大切さを学ぶことになったのです。
 一つ目は、今年の冬のことです。今年は、平成十八年度大豪雪によって例年にない大雪が降り、各地で大きな被害がでました。私たちの住む飯山市も例外ではありません。しかし、そんな大雪の中でも、道路を毎日丁寧に除雪してくださったおかげで、道路が雪で埋まることはありませんでした。そして、そのお金は税金から出ていることを聞きました。もし、税金がなかったら、道路の雪かきだけでも有料になり、雪かきができない道は雪で埋まってしまったり、利用者の私たちがたくさんのお金を負担しなければならなくなってしまうなど、とても大変なことになってしまいます。そう思うと、税金について、もっと考えてみたいと思いました。
 二つ目は、学校での話です。私は、吹奏楽部で打楽器を担当しています。今年、学校で新しいティンパニを購入していただきました。とても嬉しかったです。そして、私はティンパニだけではなく、学校の備品は税金で買っていることを知りました。教科書、机などで、中学生一人あたり年間九十万円以上かかるそうです。それも税金が役に立っている…自分とは遠い所にあると思っていた税金は、私たちのために身近な所でも使われていることを知りました。
 いま挙げた二つの事のほかにも、私たちの暮らしには様々な場面で税金が役に立っていることがわかりました。救急車や消防車、公園や図書館などの公共施設、他にも、きりがないくらいたくさんあります。そして、税金がなかったら、それら一つ一つが有料になり、一人一人の負担が増えたり、利用する上で不便なことがでてきたりと、生活に困ってしまいます。そう考えると、最初に思った「税金とは意味のあるものなのか」その疑問の答えが見えてきました。「税金」とは、決して不要なものではなく、私たちの生活を支えるとても大事なもの、必要なものなのです。私が大人になり、税金を納めるようになったときに、今思っていることを忘れないようにしたいです。そして、このことを、以前の私のように、「税金」に対して誤解をしている人たちに伝えていきたいです。
税について
岸和田市立久米田中学校
三年 見 幸子
 私は小学三年生のときから、市の合唱を続けている。今夏、四年に一度のヨーロッパ公演を無事終えた。拍手の嵐だったあの時の光景が、今でも鮮明に思い出される。
 私の合唱団は、毎年多くの舞台に立たせて頂いている。それは役員の方々の努力があったからでもあるが、費用の面などでも限界がある。今回の演奏旅行もそうだった。だが一見無理な舞台に立つことが出来たのは、市が費用の一部を出してくれているからだ。今回の演奏旅行にしても、団員が行くにあたってかかる費用の一部や、指導してくださった先生方の旅行費用も市からの助成金をうけているのだ。
 さて、その助成金は何のお金なのだろうか。答えは市民からの税金である。近所に住む人達、友達の両親や街ですれ違う人達が、働いて稼いだお金から払った税金のおかげで、私達は演奏することが出来るのである。
 このように「税によって支えられている」と実感出来る経験を私達は日頃たくさんしているはずだ。だが日々の生活からそれを見出せないことが多い。特に子供だとそうではないか。
 子供のうちは、「税率があがる」と聞くと、それが「何故なのか」、ということも頭に入れず、自分が損をするだけだと思う場合が多々ある。私もそうだったのだ。それはやはり税により生活が豊かになっているという感覚が無かったからだと思う。その理由としては、幼ければ幼いほど税に触れる機会が少ないし、私は中学生になって勉強するまで興味もわかなかった。私だけでなく、他にも同じ様な子供は少なくないと思う。子供の時から正しく理解出来ずに大人になり、税金のマイナス面だけを見てしまうから、脱税や国民年金未加入などの問題を起こす人が増加しているのだと思う。
 「税の正しい理解」を大人ばかりでなく、子供にもなされる様にするには、「これは税によって成り立っている」と、具体的に示すことが大事だと思う。税の正しい理解を今の子供に浸透させることが出来たなら、これから生まれる、未来の日本を担う子供達にも、正しい理解がなされていくのではないだろうか。
 今まで税を払うということは損だと思っていたと書いたが、習い事の発表の場の一部が、税によって支えられ、実現していると実感出来た今、私は正しい理解を少し出来たのではないかと思う。まだ税について多くは知らないが、これから生活を豊かにしてくれる税に感謝し、将来一納税者として地域を支えていきたい。
納税主役となる未来の私達
知立市立知立中学校
三年 平 井 翔 子
 「税務署から、還付金振込のはがきが来たよ。結構戻ってくるんだ。」とある日、母が嬉しそうに言いました。「何?還付金って。戻ってくる?」私には、何のことだかさっぱり分かりませんでした。すると母は「今年の二月に確定申告したときの、税金の払い戻しだよ。」と言いました。
 実は昨年の夏、留守中の我家に泥棒が入ったのです。我家にとって大事件。テレビで見るような光景にただ驚き、自分の目を疑いました。その後、空き巣被害は確定申告をすると雑損控除が適用され、納めた税金の中から戻ってくるということを知り申告したのでした。
 そこで、私は父にそのときの確定申告書控・源泉徴収書・給料明細書を見せてもらいました。その中には、私には分からない税金ばかりでした。税金といえば、正直なところ消費税だけしか知りませんでした。消費税は私が生まれる前は無く、それから三%へ、五%へとどんどん増えてきました。これから先も、きっと増税は止まらないだろう。私の税金に対する印象は、物を買ったときに取られるもの、できるのなら無い方がいいのにと思っていました。給料明細書を見ても、支給金合計からかなりの金額が引かれていました。私は納得がいかない、やっぱり税金は取られているものだと不満に思いました。また父から、税金には代表的なものとして、お金を稼いだときにその金額に応じて納める「所得税」とお金を使ったときにその金額に応じて納める「消費税」があり、それが組み合わさり納税の仕組みが成り立っていると、教わりました。収入が多い人と少ない人では、多い人がたくさん納める。高価な物を買う人と安価の物を買う人では、高価な物を買う人がたくさん納める。同じサービスを受けていても納税能力のある人が多くを負担する公平な制度だと、私は思いました。
 また、取られる税金が無ければ世の中はくずれてしまいます。いいえ、税金は取られているのではないのです。私達が快適に毎日を過ごすための、ゴミ収集、道路や公園の整備は税金から支払われているのです。そして、我家のように空き巣被害にあったときの、お見舞金みたいなものにも使われています。私も含め世の中には、税金は取られていると感違いしている人が大勢いると思います。私達のために使われている税金、それは無くてはならないものなのです。
 もうすぐ、私達が税金を納める主役となる時代がやってきます。税金はきちんと私達のことを考え、決して裏切りません。税金を疎ましく思わず、日本国民の一人一人の義務として真剣に考えていきたいと思います。私達は納税者の一員。私達が納税しなければ、誰がするのですか。取られているのではない、全てが私達のためなのです。
助け合う税
広島大学附属中学校
三年 安 藤 友 希
 私たちは日々生活するためにお金を使い、そしてその支払いには何らかの形で「税金」が付いてくる。税金は大人たちだけの問題でなく、私たち中学生も納めている。
 例えば、消費税。どんな物でも買えば必ず五パーセントの税がかかる。百円の表示も、レジに持っていけば百五円。この五パーセント、ただでさえ多くはない小遣いで買い物をする私たちにとって、結構悩みの種だったりする。
 しかも、これから消費税のなどの税金はだんだん高くなっていくようだ。なぜ、税金を納めなくてはならないのだろう。
 突然だが、私の祖父は去年の八月に亡くなった。高度先進医療を受けなくてはならないような難病で、医療費も大変な高額であった。
 しかし、その高額な医療費も老人医療という制度のおかげで、ずいぶん負担が軽減された。老人医療にかかる金額は、医療保険制度からも補助があるが、その一部は税金から支払われている。
 もし税金の制度が無く、社会保障が受けられなかったら、祖父が望む治療の全てを受けることは不可能だったかもしれない。
 税金を納めるということを後ろ向きに考えてしまう理由の一つに、自分が納めた税金が全てそのまま自分に利益として戻ってくるわけではないということがあるかもしれない。
 何かを買った時には、それは買った瞬間に自分の物になり、目に見える形として自分に利益が還ってくる。しかし税金は違う。納めた分だけすぐに自分の家の前に道路ができて便利になるとか、生活が良くなるということはない。
 これは逆に考えれば、自分も誰かが納めた税金で支えられているということだ。人間はひとりでは生きられないから共同生活を営む。
 そして地域や国という単位で生きていく時、水道やごみ処理、警察や消防などの「みんなのもの」を支えるための税金が必要となるのは当然であり、それがなくては生活が機能しなくなる。
 このように、普段は大切さを意識しにくい税金だが、社会において、そして私たち個人個人の生活においてもとても重要な役割をはたしているのだ。
 こう考えていくと、私たち中学生も「物を買う」ということによって、ごくわずかでも消費税を納め、国政に参加していると言えるのではないだろうか。
 そしてより良い、住みやすい社会を作っていくためにも、子どもの内からしっかりと税金や政治について一人一人が考えていかなくてはならないと思う。
日本を支えるのは…
南島原市立北有馬中学校
三年 小 松 倫 子
 私は中学二年の時、初めて救急車に乗った。入院していた病院先で呼吸困難に陥り、大学病院へと運ばれた。三名の救急隊員の方が私を担架に乗せ、救急車で病院まで運んでくれた。(私一人のために、三人もの人が来てくれたんだ)と思い、心からありがたいという気持ちと、ホッとした気持ちになったのを覚えている。
 私たちは一一九番に電話すれば、すぐに救急車や消防車が駆けつけてくれる事を、当たり前だと思っている。しかしよく考えてみると、救急車や消防車は誰が管理しているのだろうか。維持費はどこから出ているのだろうか。それが退院した後の私の疑問だった。
 しばらくして、その正体が税金であることがわかった。私の税金のイメージは、新しく道路を作ったり、公立の小・中学校の教科書代や学校の運営費などしか浮かばなかった。だから税金に関するニュースなどに、興味を持つようになった。
 もし税金がなかったら、私たちの生活はどのように変化していただろうか。まず、小・中学校の教育費だけで、約一八〇万という大金を払わなければならない。これでは、学校に通えない子どももいるかもしれない。私たちが皆平等に学校へ通えるのも、税金のおかげなのだ。そして二つ目は医療費である。私たちが病気やケガで気軽に病院へ行くことができるのも、税金が私たちの医療費を負担してくれているからだ。
 今、政界では増税が大きい話題の中の一つだ。税金は国のため、国民のために使われているのだから、増税に賛成か、反対かと聞かれたら、もちろん私は賛成と答えるだろう。しかし、その税金の使い方によって、日本を良くするか、悪くするか左右すると思う。これからどんどん少子高齢化が進んでいくが、これは日本にとって重要な問題だ。ある地域では二人目の子どもから、保育園に無料で預けられる政策を取っている。働く女性が増えたことで、一部の市町村は、そういったサービスを始めているのだ。一方、高齢化は止められるものではない。どんどん進んでいくものだ。今まで日本を支えてきてくれたお年寄りが暮らしやすい国にすることもすごく大切なことだと私は思う。また、体に障害を持っている人や、難病を患っている人も日本には沢山いる。そのような人たちを、税金は少なからず支えてきただろう。私たち国民を今まで支えてきたのも、これから支えていくのも税金なのだ。
 年齢、性別問わず、皆が平等に安心して暮らせる社会を目指して、私は将来、国全体のことを考えられる社会人、納税者になりたいと思う。
                       
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