芦屋東灘納税貯蓄組合連合会
トピックス 

40回「税の作文」優秀作品 

 
暮らしを守る税金
玉東町立玉東中学校
三年 山 田 沙也佳
 テレビでニュースを見ていると、“今年の梅雨、日本列島を「未曾有の大雨」と言われる程の、未だかつて起こったことの無いような記録的な豪雨が襲っている”という報道がされていました。多くの河川が危険水位を超え、日本各地で土砂災害などの被害が起きています。陥没した道路や流されてしまった橋、鉄砲水による土砂崩れなど、被害のあった場所では、即座に多くの人たちによる復旧作業や救助活動が行われています。
 私の家の近所でも、先日大雨で床下浸水などの被害がありました。すぐに役場や警察の方たちが状況を見に来られて、水につかって動けなくなっている車を移動させたり、土のうを運んでこられたりしていました。家の前の道路はひざ近くまで水につかってしまい、水が引いたあとも、たくさんの泥が残っていて、歩きにくくひどい状況でした。しかし、夕方学校から帰ると、道路はすっかりきれいになっていました。祖母が、
「消防車のすぐ来てから、道路ば洗い流して行きなはったよ。」
と言っていました。
 学校の側の駐車場も川が溢れたために、アスファルトに亀裂が入り、めくれあがった上、流木が散らかって大変な状態でしたが、数日の間にすっかりきれいになっていました。
 考えてみれば、これらはほとんどが税金を使って行われていることです。もしも税金がなかったなら、いったいどうやって復旧作業をするのでしょうか。消防署に勤めている方達など、公務員は、税金をもらって働いています。税金がなくなり、その人達もいなくなれば、何かあったときに、関係者だけから急遽お金を集めて、復旧作業、救助を行わなければなりません。復旧までには、すごくたくさんの時間を費やすことになるでしょう。
 「税」といえば、私は消費税くらいしかあまり身近に感じることができないけれど、もし、税金がなくなったら…と考えると、税が国や地域にとってどれほど大切なのかよく分かります。しかし最近は、税金が無計画に、無駄に使われていると感じることがよくあります。より効果的に、国民のためになるような使い方をしてほしいものです。
 今、日本では少子高齢化が進んでいます。税金を納めることのできる人たちが、これからどんどん減っていきます。
 みんなの健康で安全な生活のための税金、国のための、国民のための税金を、一人ひとりが意識を高め、より有効に使えるよう、税への理解を深め、これからの未来を担う私たちの手で守っていこうと思います。
立派な納税者
学校法人尚学学園
沖縄尚学高等学校附属中学校
三年 松 野 友香子
「またこんなに税金取られてるよ」
母は給料明細書を見るたび、眉間にしわをよせてそうつぶやきました。
「税金?」
私は、「何だそれ」と思い、母の給料明細書を見せてもらいました。そこには、所得税だの県民税だのが書かれていて、母の給料からいくらか引かれているのが一目でわかりました。私はその額の大きさにとても驚き、母に
「税金って必ず払わないといけないの?」
と聞いてみました。母は、
「税金は“払う”じゃなくて“納める”なんだよ。納税っていって国民の義務なの。」
と言って税金について教えてくれました。
 まず母は、私が産まれる時にも税金が使われていたことを教えてくれました。普通、出産するのにかかる費用は三十万円ぐらいだそうですが、その費用を市が援助してくれたおかげで自己負担金がだいぶ少なくて済んだそうです。
「お腹に子供がいる時は働けないから、とっても助かったんだよ。」
と、ありがたそうに言っていました。それから私が成長するにつれて、税金との関わりは増えていったそうです。私が小さい時に受けた予防注射や小学校に入学した時など、今現在でも私達子供にはたくさんの税金が使われているということを教えてくれました。
 そんなある日、私は病気をしてしまい大きな病院でRI検査という大きな機械で検査をしました。私は痛くもかゆくもない検査だったのでホッとしていました。しかし母は、検査後会計を済ませると顔が青白くなっていました。聞くと、検査費がものすごく高かったそうです。私は申し訳なく思って
「ごめんね、こんな高い検査…」
と言うと母は、
「お母さんは三割負担しただけ。残りの七割は税金で支払われているからね、税金を納めている人達に感謝しなさい。」
と私に言いました。私は、こんなところにも税金が使われているのかぁ、という驚きと同時に税金を納めてくれている人達に感謝しないといけないなぁ、と思いました。
 その日以来、母は給料明細書とにらめっこすることがなくなりました。私が、
「きっとお母さんが納めた税金もどこかで誰かを助けてるのかもね。」
と言うと
「立派な納税者に感謝しなさい。」
と少し偉そうに笑って言っていました。
 人はこの世に生まれてくる時から死ぬ時まで、税金と付き合っていくことになります。国民全員で支え合っていくためにも、一人も欠けることなく税金を納めることが大切だと思います。私も将来、国民の一人として納税の義務を果たし、困っている人々の力になれるような“立派な納税者”になりたいです。
財団法人大蔵財務協会
理事長賞  入選作品
税の無い国と日本
東京大学教育学部附属
中等教育学校
一年 波多野 未 佳
 「税」という言葉。私はこの言葉を、ほとんど毎日テレビ・新聞などで目にし、聞いている。皆さんもたぶんそうだろう。それだけ、「税」に関するニュースが日本中に溢れているということだ。でも、私は良い「税」のニュースを見たり聞いたりした事がほとんどない。いつも聞くのは悪い話ばかりだ。だから私は、ずっと“税金は悪いものだ”と思ってきた。
 では、その“悪いもの”が無い国は本当に良いのか。知りたかったので、この機会に調べてみることにした。
 すると、税金がゼロの国や、ゼロに限りなく近い国が何ヶ国か見つかった。その中から一ヶ国、紹介することにしよう。
 国名は『アンドラ公国』。この国は、日本の種子島程度の大きさしかない小さな国だ。けれど、非常に裕福で税金は全くない。どうしてかというと、肥料の原料となるカリ鉱石という物が多く採れるためである。
 『アンドラ公国』はもちろん、他の“税金が少ない国”には二つの共通点があった。
 一つは、自然資源が豊富という事だ。石油や天然ガス、カリ鉱石といった自然資源が豊富な国は、裕福で税金がないといったケースが多かった。
 もう一つは、国土が他の国に比べて狭いという事。自然資源がその国の土地にたくさんあったとしたら、それをお金にすることが出来るため、その国は裕福になる。その上国土も狭いとなると、国のお金で賄わなければならない範囲も当然小さくなるので、お金も少なくて済む。だから必要以上に国民から税金を集めなくても、国が成り立っているのだ。
 「税金が無いなんて、天国のような国だ。」そう思う人はたくさんいるだろう。私も最初はその考えだった。でも、よく考えてみると少し違う気がする。『自然資源が豊富』これでその国は現在、豊かでお金持ちかもしれない。けれど、自然資源はいつ無くなるか分からない。いつ財源が底をつきるかわからないのだ。そうすると、国民の未来は保障されないという事になる。
 その点、税金は天然資源のようにいつ底をつきるか分からない物ではない。一人一人がきちんと自覚をし、納税をすれば、その一人一人の未来は保障される。税金は、国にあげるお金なのだろうか。周りを見渡せば、公共施設や、目に見えないものだって、税金があるからこそ役に立っている事がたくさんあるはずだ。税金は、国にあげるお金ではない。結局は、私達のためのお金なのだ。だから、“悪いもの”と思わずに、“自分達の未来への投資”と考えれば良い。
 私はあと何年かで大人になる。立派な尊敬される大人になりたい。そのためにも、納税の義務を果たし、国を支える一人になりたい。
日本、そして世界のために
学校法人北豊島学園北豊島中学校
三年 高 橋 阿 季
 以前、テレビ番組で発展途上国の子ども達の生活が放送されていた。食料がなく飢えに苦しむ子や、一日中働かされている子。
 なぜ、私とこんなに違うのだろうか。私は切なさ、また「何かしてあげたい」という気持ちでいっぱいになった。
 そんな時、学校で税の作文の課題が出された。私は今まで税に強い関心を持ったことがなかったが、何気なく手渡された資料を見てみると「国際貢献に使われる税金」という見出しが目に止まった。
 日本やアメリカ等の先進国といわれる国々は、発展途上国の経済発展及び経済開発や福祉の向上に貢献することが責務となっている。
 日本の税金は、私たち日本人のために使われているだけでなく、世界中の人々の役に立っていることを初めて知った。私は世界中の人々に貢献できている、と思うと嬉しくなった。
 そして日本のODA(政府開発援助)が提供する資金は、日本の歳出総額の〇・九パーセントを占める七二一八億円で、主要国二番目となっているそうだ。
 発展途上国との対話を進めながら経済協力を行い、自立を支援している訳だが、日本の財政も危機的状況に陥っていることを私たちは覚えておくべきだろう。
 税は私たちが生活していくための、いわば「会費」ともいえるものだ。なので歳入が不足していても国民のために使わなければならないこともあるのは当たり前だ。
 そこで国は歳入への不足分を補うために公債金収入を得る。私たち国民の家計と同じく公債残高は積み重なる一方で、このままでは将来の世代に大きな負担を残すことが予測されている。
 現在の日本は少子高齢化が進行し、労働力人口が減少してきている。
 さらに若い人でも働かない人が増えていることが考えられ、また働き方も多様化しているようだ。
 これらの変化からこれからの税のあり方が見直されている。
 先ほど述べた少子高齢化が急激に進行する中、やはり国民負担率の上昇は避けられないだろう。
 こんな変わりゆく日本でも、私たちの日々の生活、平和な社会環境を保持するため、今もこれからも納税の義務はしっかり果たさないといけないと強く感じた。
 そして快く納税するためには、税への理解、関心を持つことが大切ということが分かった。
 いずれ、私も社会に貢献し一人の納税者となる。
 「明るい社会は税から築く」。このことを忘れず、日本、そして世界の明るい未来のために納税したい。
一冊の本との出会いを通して
豊島区立駒込中学校
三年 鹿児島 裕 梨
 私は、一冊の本と出会い、この本から、日々の生活に感謝することを教えられました。それは、一八五〇年代のアメリカを舞台にして書かれた「秘密の道をぬけて」という本です。当時のアメリカでは、肌の色が違うということだけで黒人は「物」と同じように扱われ、白人のもとで奴隷として一生働かされるのです。「物」は、本を読むことも字を書くことも許されていません。逆らえば、馬や牛のようにムチで叩かれます。自由を奪われた奴隷たちは、自由を求めてカナダを目指しますが、無事にたどり着けるという保証はどこにもありません。つかまれば、ムチで叩かれ、今まで以上の苛酷な扱いが待っていることでしょう。奴隷たちにとって、逃亡するということは、命をかけ、死を覚悟しなければならないのです。自由を得るために。
 奴隷たちが求めていた「自由」とは、私が今現在、当たり前のように生活していることなのです。産まれた時から名前があり、両親と温かい食卓を囲み、学校に行くこともできます。私はこの本を読んで、今の生活に不平不満を言っている自分を恥ずかしく思い、当たり前の日常に感謝できる私でありたいと思いました。そして、この当たり前の日常は、「税」によって成り立っていることも分かりました。通学路には信号、ガードレール、歩道橋があり、安心して小・中学校に行けたこと、公園で楽しく遊んだこと、図書館を利用して、たくさん本を読んだこと…。私が当たり前と思っている暮らし、社会には、このように多くの「税」が使われています。私は、その「税」に支えられ、育まれてきたのです。そのことを忘れずに、感謝の気持ちを持って、しっかり生きていきたいと思います。
 将来、社会人として税金を納め、私が支えられたように、次の世代の人々をしっかり支えていきたいと思います。より豊かな社会をつくるために。そして、いつの日か私もその社会で結婚し、家庭を持つことでしょう。その時は、一人っ子の寂しさを知っているので、子供はたくさん産みたいと思います。そして母として、「豊かで、安心して暮らせる社会のすばらしさ」「税の大切さ」を伝え、次の世代を担う立派な納税者に育てたいと思います。
地球市民の一員として
港区立高陵中学校
三年 藤 山 恵理子
 法人税?相続税?地方税?広辞苑で「税」とひいてみると、「国費、公費支弁のため、国家、地方公共団体の権力によって国民から強制的に徴収する金銭など。」とあった。似た言葉で、「租税」という言葉が記載してあった。歴史で奈良時代の勉強をした時、「租庸調」という制度を学習したことを思い出し、税の歴史は長いなぁ、と改めて感じた。
 今までの私の生活の中であまり税との関りを考えたことがなかったので、今回この機会にインターネットや学校で配られた資料を読んでみたのだが、読めば読むほど複雑なものだなあと思い、父に税についていろいろと聞いてみた。そこで知ったことは、税金には、所得や資産の多い人には多めに税を負担してもらい、国民の貧富の差を小さくする、という役割があること。税金を払わなくても良い国があること。「税理士」という職業をよく耳にするが、どんな仕事をするのか、ということ、租庸調の昔から今に至るまで税金の納め方や使われ方が少しずつ変わってきたことなど。その後、私は以前から思っていたことを聞いてみた。「税金は少ない方が納税者に喜ばれるんじゃないの?」すると父は「じゃあどうして北欧の税金の高い国の人は文句を言わないんだと思う?」と聞いてきた。その答えは、税金が高い分、社会保障がしっかりしているから。というものだった。税金というのは、納めることだけではなく、その使われ方が大事なんだと思った。
 私が学校に行くにもどこへ行くにも町を見ればほとんどの物が税金によって支えられている。街灯・学校・道路・信号…。どれもなくてはならない物だ。それに比べ今までの私の税金に対する知識が少なかったなあと反省した。今年の夏休みは税を知るとても良い機会になったと思う。
 また、今回調べた中で一番印象に残ったことは、ODAの支援として税金が使われているということだ。テレビのニュースや学校の授業で、発展途上国の子供達が、餓えや病気に苦しみながら生きようとしている姿を何度も見た。今のところ私が払っている税金といえば、消費税しかないが、そのわずかなお金でもODAを通して支援につながるのなら有意義なことだと思う。だから私も将来しっかりと納税できるよう、一生懸命働き、税金を通して、国内にとどまらず、海外にも地球市民の一員として貢献できるようになりたいと思う。また、今まで税金についてほんのわずかなことしか知らなかったが、今はこの機会に得た知識を貯えておき、大人になった時、その知識が役立つようにしたいと思う。
税金のありがたみを知ろう
茅ヶ崎市立鶴が台中学校
三年 大 西 美 沙
 「税金はありがたい。」と思ったのは、三年前の出来事がキッカケです。
 私の妹は、今小学校六年生です。その時妹は三年生でした。そんな妹がある時足を骨折してしまいました。家から学校まで十五分程かかる道のりを、松葉づえをついて登下校するのは大変だな、と家族で心配していたところ、「社会福祉協議会」で車イスを無料で借りられることを知りました。登下校時の苦労や学校での教室の移動を考えると、ケガが治るまでの約一ヶ月間、車イスを借りた方が便利だと思い、利用することにしました。
 その頃、妹の通う学校では、エレベーターやスロープが付いており、また車イス用のトイレがあったりと、車イスを利用する妹にとって、とても便利で助かる設備が十分に整っていました。けれど、これらの設備は私がこの小学校に通っていた時に工事してできたもので、以前にはありませんでした。その工事をしている時は、なぜ工事をするのかわかりませんでした。しかし、実際にこういった出来事が起きてみて、初めて、とても大切な工事だったことがわかりました。
 この体験を通してわかったことは、車イスを無料で貸してくれたり、段差を困難とする車イスのためのスロープ、エレベーター、車イス用のトイレを作ることはすべて税金のおかげだ、ということです。それを考えると、税金のありがたさがよくわかります。
 しかし、このありがたさを感じられている人はごくわずかな人だけだと思います。気づかないと、ありがたみのわからない税金。しかし私達は、税金に対してのありがたみをもっと知るべきなのではないでしょうか。
 例えば、日々私達が大量に出すごみは、どのようなお金で収集してくれているのでしょうか。このような身近なことでも、私達の生活がどれだけ税金のおかげで成り立っているかがよくわかります。
 また、私達はまだ中学生なので、働いて納税はしていません。そこで、今私達ができることは何でしょうか。私は、私達のような学生でも払うことのできる、「消費税」だと思います。買った物が少し高くなるからといって嫌だと思わず、自分の払ったお金が、少しでも人のために使われるんだ、と思って、払ってみてはどうでしょうか。
 最後に、今、税金の未納者や脱税者が増えている、というニュースを耳にしますが、少し視点を広げてみてください。あなたが払った税金が、どんなに人のためになるのか、良い社会が築けるかを…。
 将来私が社会に出て、働く立場になった時は、キチンと税金を納め、いろいろな人のため、自分のために使われるんだ、と実感を持って払っていきたいと思います。
税金の無駄使い
学校法人和洋学園
和洋国府台女子中学校
三年 林   亜友未
 夏休み中、税金のことを説明している本を読みました。様々なことに使われていることは分かりましたが、何かピンときませんでした。それは大人が働いて得た収入より納税して、大人の人達が何に使うかを決めていて、私たち中学生には関係ないことと、私は感じました。
 ところが、先日、お小遣いをもらった時、父に「無駄使いするなよ」と、言われました。無駄使いには三つあるそうです。一つ目は中学生には相応しくない贅沢をすること。二つ目は、必要のないものを買うこと。そして最後は買ったものを使わないことだそうです。
 私は習い事や遊びに行く時、自転車で市川駅まで行きます。普段は五十円支払って駅の駐輪場に自転車を置きます。ただ、急いでいる時や、お小遣いがあまりない時、駅前に置いておきたくなる時もあります。正直言って、自転車を放置すると係員の人に注意されるから、しょうがなく駐輪場に置いています。自分だけなら良いと思って皆が自転車を放置しておくと、駅前が自転車だらけになり、皆の通行の邪魔になったり、火事等の非常事態の時救援の妨げとなり、大変な結果を巻き起こす可能性があります。また街の美観のうえから好ましくありません。そこで、放置された自転車は駅前の整備係の人に片付けてもらうことになります。片付ける人が、必要ということは、税金の面からいえば二つ目の必要のないことに使う無駄と言えます。重ねて税金を使って作られた駐輪場を使わないという無駄が発生します。駅前は自転車だらけで、片付けている人が必要なのに、駐輪場は空っぽとなります。つまり私達の行動一つで無駄なことに使うことが防げるし、駐輪場という税金で作られたものを有効に使えるということが分かりました。そして、皆が気持ち良く安全に街を歩けることになります。
 納税は国民の義務ですが、収めている人が収めて良かったと思えるよう努力する必要が私達中学生にもあると思いました。決して関係ないことではありません。そして、私達が大人になった時、皆がこの様な無駄使いがなされないよう自分達の行動を考え、子供達にも自分のお金の様に有効に使えるようになったら、皆が気分良く税金を収められ、気持ち良く生活出来ます。
 私は、税金のことについて初めてちょっとだけですが知ることが出来たと思います。働いて税金を納められる様になるまでには、まだまだ時間があります。それまでにもっと税金のことを知って、「税金を取られる」ではなく、「税金を気分良く納める」大人になりたいと思います。
私の税金
富士吉田市立明見中学校
三年 良 知 由紀乃
 私たち中学生が納めることのできる税金は消費税だ。私にとって消費税は払っているだけという感覚しかなかった。しかし、ふと思った。私が払っている税金はどう使われているのだろう。間接的に税金を納めているのに知らなくて良いのどうかと思った。
 「そうだ。私が納めている税金。私の税金だ。しっかりどういう使われ方をしているのか知らなければならないんだ。」
 国民一人一人の生活に直接行きわたり、人々の暮らしの安全が得られるようになるためにも、私の希望する税金の使われ方をして欲しいと思う。
 まず、私が考えたのは、「障害者に対する税金の使われ方」である。健常者は少しの段差や階段など気にする程のものではないが、障害者にとってはどうだろう。特に足の不自由な人、目の不自由な人にとってはとても難しい事だ。最近では、「バリアフリー」というシステムも取り入れられ、少しずつ良くなっている。今後は、もっとたくさんの場所にバリアフリーの施設を増やしていき、障害者の人達が辛い思いをしないためにも、税金を利用して欲しいと思う。
 また少子化問題についても真剣に考えていかなければならない。子供の人数が減れば、当然将来の納税者は減っていく。これは国にとっても大変な事だ。高齢者を支えたり、日本が発展していくためにも将来を担う子供達の育成は必要不可欠である。この問題を解決するためにも子どもが育てやすい環境を作っていかなければならない。具体的に考えると保育施設を増やす事で今までより身近な所に預けられる。預けられる時間を長くする事でいつでも預ける事が可能になる。これらを導入させるためには税金を使う事だ。子どもを育てる環境を作る地域、保育施設、子どもを産む女性の生活を守るために使っていけば少子化問題も徐々に解決すると私は考える。
 このように問題点はいくつかあげられるが、税金がなければ私たちの生活は絶対に成り立たない。それは、周知の事実である。
 しかし、もし税金がなかったらどうなるだろうか。火事が起きても消防車が来ない。そうなれば火は燃え盛っていき、たちまち街は焦土と化してしまう。また犯罪の取締りが行われなくなってしまう。色々な犯罪が横行し、最終的には、人殺しの世の中となり、戦争へと発展してしまう。
 現在、たくさんの未納になっている税金があると聞く。そういった税金をもっと有効に活用することができれば、今ある私たちの暮らしをもっと楽にすることができる。更に、日本における様々な問題点が解決できるようになれば良いと思う。
納税者の一員として
さいたま市立土呂中学校
三年 吉 村   藍
 税というと、私達中学生は悪いイメージを持っていがちです。それは、私達にとって最も関係の深い消費税から考えることができます。「一冊のノートを買うのになぜ五%も税金を払わなければならないんだ」と一度は税に対して不満を抱いたことがあると思います。しかし、このように思うのは、一人一人が納税者としての意識がなく、税がどのようなことに使われているのかが把握できていないからだと私は考えています。
 私達が税金と聞いて頭に浮かぶのは消費税だと思います。日々払っている
消費税は物の値段の五%ですが、そのうちの四%は国税として国へ、一%は地方税として市町村に納められています。私は、消費税には二種類の税金があったことにとても驚きました。また、税に興味を持った私は、税金がどのようなことに使われているのか両親に聞いてみました。国民が納めている税金は、学校の建物や教科書などの教育費、生活の安全を守るための警察や交番に使われているのだと教えてくれました。また、福祉施設のような生活を維持するためのものや外国の道路の整備、病気の予防・健康管理にも使われています。私は税金が様々な場面で使われていることに感心しました。もし税金がなくなったら、私達は雨漏りする教室で勉強することになります。私はこれを知った時、税金は必要不可欠なものなのだなと思いました。
 一方で、テレビや新聞では税金の無駄使いのニュースを目にすることがあります。天下り役人の高い退職金、実際には出張していないのに出張したと偽り、その経費をプールして飲み食いに使う空出張。大人が汗水流して納めた税金を無駄にしている部分もあります。
 欧米では、納税者が税の使い道を決めるのが民主主義の基本という考え方をしています。日本では、議会選挙を民主主義と受け止め、支持する政党や候補者に投票し、期待して議会に送っています。しかし私は政治(家)に期待を寄せるだけでなく、アメリカのように一人一人が税金の使い道に関心を持って、納税者の目で税金が正しく使われているのか監視していく必要があると考えます。これは経済団体連合会会長を努めた土光敏夫さんの「納税者の国民が国を監督しなければならない。国民運動にしていかなければ問題は解決されない」という言葉そのものだと思いました。借金を抱え日本の財政が深刻になっている今、この言葉の意味を知る必要があると思います。
 私はこれから、第三者としてではなく、納税者の一員としての自覚を持ち、自ら税と向き合っていこうと思いました。そして、税金の無駄使いを政府だけが見直すのではなく、国民にも見直す必要があると思います。
 私達の納めた税金が有意義に使用されていくことを心から願っています。
世界へはばたいて
白岡町立篠津中学校
三年 田 村 美奈子
 私はもし税が国外のことにも使われているなどと言われても前は信じなかったに違いない。税金は日本のために国民が払い、国内のことのみに使われる。私達はそう思い込んではいないだろうか。しかしよくよく考えれば、税を使い、政治を行うのは政府。つまり税が外交に使われていてもおかしくないはずだ。
 実際、政府は税金を外交にも使用している。ODAというものを知っているであろうか。これは政府(O)開発(D)援助(A)のことで、名の通り
政府の国際的な援助であり、主に発展途上国に対して行われる。もちろん政府の活動なので、税金も使われているのだ。
 初めは日本が被援助国だった。敗戦が原因である。日本はアメリカによって援助をうけ、国として立ちなおしたのだ。経済が回復した日本は、戦後賠償としてフィリピンやインドネシアなどに援助を始める。その後、一九六〇年代から日本の援助は戦後処理ではなく国際貢献としてODAを始めることとなった。
 そして今、最も必要なのは医療支援だろう。知っての通り、発展途上国と先進国では医療に何段もの差がある。この差を埋めていくことが世界の発展にもつながると思う。人の健康が確保されてこその発展だと考えているからだ。実際、九六年の世論調査では六割の人が医療支援は役に立っていると答えた。今後も医療は国際支援の柱となっていくに違いないと思う。
 しかし、援助はなにも発展のためだけに使われているのではない。昨年起こった、スマトラ島沖津波。死者三十万人以上といった史上最悪の津波被害だ。この被害に日本は援助協力していたことは知っているであろう。日本は被災国に対して三億ドルの無償支援を実施している。どの国で行うのも、最初は修復作業だ。日本はその作業の中で重要な位置にいたのであろう。
 憲法にも定められている三大義務のひとつ、納税。みんなで払った税がこんなにいいことに使われているのならば嬉しいことであろう。
 私達には今の税金制度を守っていく必要があるし、発展させていくことも大切である。国内のことはもちろん、国外のことも私達、国民がほんの少しでも関与できているのだから。
 今、国際化と言われる日本。こういう時代だからこそ、日本の税の使い道ももっと国際化していってほしいと願う。もしそれが実現し、そのおかげで救われる人が一人でも増えるのなら、私達はそれを誇りに思うべきだし、
続けていくべきだ。私が大人になり、納税者として一緒に貢献できるようになったら、税は国内外をよりよくする元と考え、税が世界までしっかりはばたけるように、ちゃんと納税を行っていきたいと思う。
 現在、いや未来永劫、税金が国際交流の糧となり続けることを期待しよう。
税金は優しさの心から
下妻市立下妻中学校
三年 矢 口 真 弓
 「税金」という言葉を私はよく、ニュースや新聞で、目にしたり、耳にしたりします。けれど私は「税金」についてよくわからないので、「あっ、また言っている。」としか思わず、あまり深く考えたことはありませんでした。
 私は以前、学校で税金についてのビデオを見ました。そのビデオは、税制度がなくなってしまう話でした。そのビデオを見てとってもびっくりしました。街は、ゴミを回収する人もいなく、すごくよごれていたし、満足に学校に行っている子供達も少なかったのです。そして、たくさんの高齢者の方々や障害を持っている方が困っていました。その時、私は初めて税金の大切さに気づきました。もし私が同じ状況になったら、今のように楽しく学校に通うことも、安心して暮らすこともできないのだろうと思います。そんな世の中に助け合いの精神はあるのでしょうか。
 しかし、税金は国民側からみると、どうしても「とられる」という意識があり、できればなるべく払いたくないと思いがちです。そして、ほとんどの人が不平を言います。確かに、自分のお金をとられるのだから、そう考えない人はほとんどいないと思います。しかし、税金があるから多くの社会の機能が働き、安心して生活できるのであり、自分も社会に助けられているのです。だから、納税者として、国民として、人々は税制度について、もっと知る必要があると思います。
 人間は一人では生きていけません。誰かを支え、また、誰かに支えてもらい、助け合いながら生きるのです。不自由なところがあり、何かを必要としている人達や、平和のために、税金が使われるなら、とても嬉しいことです。少しでも力になれるなら、気持ちよく税金が払えると思います。「税金」という言葉の中に「優しさ」をプラスして考えることができたら、その気持ちから、世界の平和へつながると思います。「自分のため」そして「人のため」にある税金。まず、人を思いやる気持ちからスタートしようと思います。
 私が税金といってまずはじめに浮かぶものは消費税です。消費税で払う私たちの十円玉、五円玉……一円玉さえも誰かを支え、支えられているのだと思います。最近は温かい人間関係が見られなくなったとよく耳にしますが、消費税は一番身近な「助け合い」だということに気がつきました。
 この進化していく世の中……。時代とともにたくさんのものが開発され、とても便利になってきています。そんな中、税金の存在はとても大きいものになってきています。そして、これから先ずっと、一人一人が税制度に感謝し、「納めなくてはならない」ではなくて「納めたい」と思える税金であってほしいと思います。
税金は国の為ならず
みどり市立笠懸中学校
二年 大 下 遥 奈
 「そろそろ自動車を買い換えようと思ったけど、税金てこんなにかかるのよね。」それは夕食の席での母の一言から始まりました。
 「どれくらい税金てかかるの。」と、聞いた私に、母が指を折りながら「重量税・自動車取得税・消費税に自動車税、ガソリンを入れるのに揮発油税もかかるのよ。」と、教えてくれました。「何でそんなに税金を取るの。」と、今度は姉が聞いたところ、「車を乗っていると環境に悪影響を及ぼしたり、道路を傷めたりするだろう。みんなが乗ると渋滞も起きるよね。それらを解消するために税金は必要なんだよ。ちなみに税金は取られるものではなく、自ら納めるもので、逆に預けるという気持ちが大事なんだよ。」と、父が答えてくれました。「銀行でもないのに預けるって、どういうことなの。」もう一度私が聞くと、「お金を預けると利子が付いて下ろせるだろう、それと同じで税金も公共サービスという形で付加価値が付いて、私達の暮らしに帰ってくるんだよ。そういう意味で国に税金を預けていると言ってみたんだよ。」と、父から返ってきました。
 公共サービスと言われても私の頭の中ではよく理解できなかったので、もう少し父から話を聞いてみたところ、自動車の話が出たのでそれに関連して、例えば皆さんの税金を使って道路を整備することによって、人や物の流通がよくなり大量に輸送でき、しかも早く届けることが出来るようになります。そしてその経済効果は計り知れないものがあり、それが収入増につながるということで、つまるところ税金が形を変えて我が家に帰ってくるということなのです。教育や福祉も同じことが言えます。
 これは税金のひとつの例ですが、国は現代の多様化する社会に対応するために、日夜検討し議論を重ねて税制システムを構築してきたわけで、それによって他の国々に誇れる今日の日本というものを、言い換えれば私達の日常生活の豊かさというものを作り上げてきたのです。
 情けは人の為ならずということわざを皆さんは知っていますか。人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということです。
 まさに、ことわざどおりに税金も形を変えて私達に戻ってきているのです。ちなみに私達中学生にかかる税金は一年間で約九十万円だそうです。後で父に聞いたところ、それこそ利子が付いてサービスを受けているわけで、喜んでこれからも納税したいと言ってました。
 さあ、税金というパスポートを片手に持って、豊かで暮らしやすい社会にみんなで旅立ちましょう。
未来を支える「税」
阪南市立鳥取中学校
三年 長 濱 あずさ
 「税」って何だろう。短く単純そうなこの言葉は、実はとても複雑で奥の深い、重みのある言葉です。
 中三になり、授業で学んだ日本国憲法では、国民の権利を保障するとともに、税を納める義務、子供に教育を受けさせる義務、働く義務の三つが定められていました。でも、今まで私は、それが他人事のように思えて、ややこしい「税」の問題について考えることはありませんでした。今思えば、税金について良いイメージがなく、支払わされているといった悪い印象を持っていたような気がします。そんな中、今回初めて税金の使われ方について調べ、税金が私達の健全な社会生活になくてはならないエネルギー源であるということをひしひしと感じました。
 私達が毎日学校で勉強できるために、警察や消防など私達の日々の暮らしの安全のために、また病気になった時の医療費や年金などの社会保障のために、そしてゴミの収集など生活環境を良くするために、と税金はさまざまな場所で私達のより良い社会生活のために生かされていたのです。
 私達の社会を支えるために、なくてはならない税金。では、どうして私達は税金に対して不満を持ったり、払わされているような不愉快な気分になるのでしょうか。
 私はそれは、税金の使われ方に対する不透明感やその説明不足にあるのではないかと考えています。確かに税金は、私達が平等に豊かな暮らしを送るためのエネルギー源です。でも、そのことが日々の生活の中でなかなか実感することができないのです。
 私の通っていた小学校の校長先生は、生徒たちから時々“棟梁(とうりょう)”と呼ばれていました。それは、学校が古く、あちらこちらと傷んでくるのですが、市の予算がないらしく、校長先生が金づちを持って修繕していたからです。床がぬけても直す費用がないのですから、税金はどこへ行っているのかと疑問を持ってしまいます。そんな時です。新聞やテレビのニュースで、国家公務員や地方公務員の一部の人の不祥事や税金の無駄づかいによる接待を見聞きするのは。また、反対に社会的にも立派な地位の人が大きな脱税をしていたり。一体、大人達は、何をしているのか、と本当になさけなくなってきます。
 本来、税金は、私達が互いに支え合い助け合うために使われるべきもので、日々の暮らしに還元されなければならないものです。そして、その事を私達が深く実感できる社会を作っていかなければ、税金に対する負のイメージを変えることができません。だからこそ、税金を無駄に使わず、大切な所に用いてほしいのです。明るく豊かな日本の未来は、私達の“進んで納める税金”によって成り立っていくのですから。
縁の下の力持ち
清教学園中学校
三年 中 道 明 里
 正直に言うと、私は税金に対してあまりよい印象を持っていませんでした。最近ニュースに取り上げられた全国規模での社会保険料などの未納の話があってからは、税金に対する私の印象は一層悪くなりました。
 しかし、この作文を書く機会を得たことで私の税金への印象が少しずつ、変わっていきました。そしていつからか、私は税金にこのようなイメージを持つようになりました。
 国を、「一本の巨大な木」と考えます。そして税金を、「この木に与える水」とします。もちろん、木は水を与えなければ枯れてしまいます。かと言って、与えすぎてしまうと根が腐ってきて、結局最後は枯れてしまう。
 多分、国と税金もそういった関係にあるのでしょう。現に、歴史の中で倒れていった国々には、国民から「水」である税金をしぼり過ぎてしまったことが原因であった国があるんですから。また適量の水で育った木は、おいしい果実をつけて、恵みを与えてくれます。
 私達が学校に行けたり、病院や図書館を利用できるのも、そうやって国に税金を払っているからできることなんです。
 もちろん、木にだっていろいろあります。たくさん水を与えなければ、果実をならさない木もありますし、わずかな水でも大丈夫な木もあります。国によって税金の量や使い方が違うのもこれと同じことなんです。
 では、日本は一体どうでしょうか。おそらく今までのだと、ノルウェーやスウェーデンなどの「福祉国家」と呼ばれる国々に比べると、はるかに少ない「水」の量でも、生きることができたでしょう。しかし今は、もう今までの水の量では間に合わなくなっています。
 最大の原因に「高齢化」があげられます。年を取り、水を若い人達に分けてもらわないといけない国民が増えたことで、木へと送らなければならない水の量を増やす、つまり、「増税」をしなければならない程、木に与える水の量が減ってしまったのです。
 私達国民は、そのことを十分承知して、「高齢化社会」を生き抜いていかないといけない時期に来た気がします。「高齢化」、「少子化」の問題をもっと真剣に受け止めていかないと、「木」が弱って枯れていってしまうのはほぼまちがいないでしょう。それだけは何としても止めないといけません。
 それには、私達の生活と安全を支える、「縁の下の力持ち」の役割をする税金を大切にしていくことが、これからの日本を担う私達の責任になっていくでしょう。
                       
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