芦屋東灘納税貯蓄組合連合会
トピックス 

40回「税の作文」優秀作品 

 
今、僕にできること
中央市立田富中学校
二年 一 瀬 純 也
 僕は今まで、税というものにあまり興味がなかったというよりは知らなかったというほうが正しいのかもしれない。今回の作文を書くにあたりはじめて税金の本を読み、ごみ処理・警察や消防署・教育費・図書館や公園などの公立施設・医療や年金等の社会保障などが税金でまかなわれていることをはじめて知ったのである。学校についても、ひとりあたり八十万近いお金が使われていて、今の楽しい学校生活が多くの人の税金でまかなわれていたことを知り驚いた。
 僕が税金について考え、税の作文を書く時に思い出したのが、昨年読んだ「もったいない」という本である。この言葉は、三つのR(リデュース・リユース・リサイクル)をたった一言で言い表しているすばらしい言葉で環境問題についてみんなで小さなことから始めなければいけないことを学んだ。
 環境問題から、ごみの処理や減少の取り組みの大切さについて考えたが、よく考えるとごみを減らすことは税金の無駄をなくすことにもつながることに気づいた。僕たちは、いつもの生活の中で当たり前のようにごみを出し、それは誰かが処理してくれると人事のように考えている。だからといってごみの量で税金をたくさんとられるということもないのだから、忙しい毎日の中でごみを減らそうという思いが自然と薄れてしまうのはある意味では仕方ないのかもしれない。
 僕の祖母はごみの分別を一生懸命にやって少しでもごみを減らそうと日々努力している。しかし、みんなが同じ思いで取り組んでいるわけではなく、分別している人もそうではない人も税金の額が変わらないことが不思議でたまらないのである。何かちがいがあれば、もっと真剣にごみ問題を考え、取り組む人が増えると思う。
 僕は、ごみのようにみんなで努力すれば減らせるものは減らし、もっと残った税金をお年寄りや病気の人にかけてあげるべきだと思う。若くて健康であればどんな仕事でもできる。働きたくても働けなくなった人は毎日の生活がきっと不安で決して楽しいとは思えないだろう。生きていることが不安なんて本当につらいことなのだと思う。
 僕の祖母が
「あんまり長生きしちゃ困るよね。みんなに迷惑をかけたくない。」
ということがある。老後が不安で生きていることがみんなの迷惑になるのではないかと考えてしまうことが本当にかわいそうだと思った。
 今まで頑張って働き、きちんと税金を支払ってきた人たちが、老後を明るく、陽だまりの中で過ごせるように、僕たちは税金の使い道を知り、もっと関心を持ち続ける必要がある。そして、大人になったら税金をきちんと支払い、自分の役割が果たせる人になりたい。
税と共に……
加須市立昭和中学校
二年 鈴 木 那奈美
 「税はみんなのために、みんなは税のために」私はこの言葉が税にぴったりだと思う。それは、税と今の日本は支え合っているからだ。
 なぜ私がこう思ったかはインターネットで社会保障について学んだからだ。日本の税の用途のうち、社会保障関係費が最も多く、その中でも社会保険費用が大半をしめている。これは医療の負担や年金を支払うためのものだ。
 七月、父が急な食中毒で入院した。その時、父が安心して治療を受けられたのも、陰に税の助力があったからだと思う。父は無事治り今は元気に暮らしている。だがもし税や保険制度がなかったら、どうなっていたのだろう。重い医療負担が気掛かりで、治療に専念することなどできなかったかもしれない。
 私は国民一人一人の納めた税金が形を変え、それが父のゆとりになったのだと思う。誰かが困った時は、その人に国民全員による支えが与えられるのだ。
 また、多くのお年寄りの生活は年金で成り立っている。お年寄りの年金は、今の働き手が納めた年金から支払われている。今の働き手が老後を迎えたら、今度は私達がお年寄りの生活を支える番だ。このような「支え合い」の仕組みは、豊かな社会のためにも必要不可欠である。
 豊かな社会を作っているのはそれだけではない。公共事業や文教及び科学振興といった色々な事業が、私達の生活を安全で快適、文化的なものにしている。実際私の身近で数多くのものが税により賄われている。特に身近なのは、毎日通う学校。私達は誰もが公平に、整った環境で学ぶことができる。新学期に渡される教科書も税から配布されているものだ。それから図書館。書物が豊富にあるのはもちろん、様々な設備が施されていてとても便利だ。更に警察やゴミの回収などの公共サービス、道路の整備などもこれら全て、税によって成り立っている。
 私達の生活には様々な面で税が生きている。私達の納める税金は、新たな形で私達に役立っている。その形というのは、生活の物質的な豊かさであったり、精神的な潤いであったりする。そしてどちらとも、今の社会を支えているのだ。もはや今の社会、税はなくてはならないものだ。
 将来私達も一人前の大人になり、働き手となる。これからの良き納税者になるためにも、今から税に対する正しい認識を深めていこう。
 近い将来、税と共に社会を作るのは、私達なのだから。
楽しい夏をありがとう
羽生市立西中学校
三年 梅 澤 和 矢
 僕は今までこんなに税に感謝した事があっただろうか。昨年、急なプールの故障で大好きな水泳の授業が無くなってしまいました。歴史ある五十メートルプールは西中の自慢です。泳ぐ事ができないのも残念ですが、父も泳いだこのプールが無くなるのも嫌でした。母がPTAの会長さんと、来年子ども達がプールを使えるようにと、教育長さんの所へお願いに行ったそうです。それから寒い季節を迎え、プールの事は僕達の頭から消えかけた頃、何かしら工事の音が校舎に響き渡りました。そうです、暑くなる前にプール修復の工事が始まったのです。日増しにきれいになっていくプールは僕達に楽しみを与えてくれました。できあがったプールは映画の撮影ができる程、立派なものでした。でもその裏では皆さんの納めてくれた税金がたくさん使われたのも聞いています。とても有難いと思いました。大切に使わなければとも思いました。
 もしも納税の制度が無かったらと考えてみました。中にはお金を納めなくてよいという単純な考えで喜ぶ人もいるかもしれません。しかし、冷静に考えてみると大変な社会環境になってしまう事は言うまでもありません。公共の物を造る事も運営する事も修理する事もできず、すさんだ社会しか浮かびません。とても恐しい事です。
 僕は八十になる祖母と一緒に住んでいます。近所にも八十を超えるおばあちゃんがたくさんいます。この間、百才のお誕生日を迎えたおばあちゃんが
「市長さんがお祝いに来てくれるから、きれいにしておくんだよ。」
と、とてもうれしそうに話してくれました。デイサービスを受ける人、毎日のように医療機関にお世話になる人。毎日元気に楽しく暮らしているお年寄の笑顔は税金なしでは考えられません。僕の払っているわずか五パーセントの消費税も、お年寄や困っている人々のためになっているかと思うと、社会に参加しているようでうれしく思いました。
 これから僕達も社会人になり、一生懸命働き税金を払う立場になります。日本の豊かさや僕達があたりまえのように行っている事の裏には税という大きなものに支えられている事を、この夏、きれいにして頂いたプールで実感しました。この事を忘れないように今から税の大切さを意識していこうと思います。そしてお年寄や困っている人が笑顔で生活している姿を思い浮かべ、また自分も助けて頂いているという事を忘れないで喜んで納税できる大人になりたいと思いました。
日本人、地球人としての役割り
皆野町立皆野中学校
三年 新 井 里 菜
 八月のドイツは緑と花に囲まれてとてもきれいです。市民の憩いの場となる公園には緑が多く、都市も整然としている事に気づきます。日本と同じ敗戦国だが、戦後六十年で環境先進国と呼ばれる程の国に変わったのです。その他にも、環境を考えた実践について、現地の人に教えてもらいました。
 西欧では親から子へ、孫へと建て物を使い続ける文化があります。費用がかかっても、外側を残し、内側だけを解体します。古い物を「残す文化」。家具も同じです。すぐにあきたり、壊れたりして廃棄物となる様な物は見かけません。伝統や文化の理解の違いを感じました。スーパーの買物袋も客が買わなければもらえません。町の緑の箱はいくつものゴミの種類に分別されています。家庭のゴミ収集の袋は、税金で賄われているのです。今問題になっているのは、外国人がゴミ処理をきちんとしない事だと聞きました。日本の事情が気になり資料をみると、国民一人に一万八千三百円のゴミ処理費用が、税金から賄われている事が解りました。私達の生活や安全を守る為に、大切な税金が使われています。少子化・高齢化の進んでいる日本では、小・中・高校生の教育費や老人の施設・医療を充実させる為、消費税の値上げを考える必要があるのではと思いました。資料から、EU諸国の消費税が十五%以上に決められている事を知りました。ドイツの消費税は十六%です。給料の三十%を占める所得税を納める人もいますが、六十五才からは収入の七十%の年金を受け取る事が出来るそうです。また、ドイツには日本と同じく素晴らしいお城が多くあります。城や遺跡の保護も税金によるものです。
 福祉の充実したドイツでは、ボランティア活動も自然に、活発に行われています。大きな四つの都市には真黒なレストラン「ウン・ジッヒト・バー」という視覚障害者と同じ体験の出来る所があり人気があります。多くの人が障害者の気持ちを味わい勉強します。大変充実した福祉があるからこそ、助け合いの豊かな心が生まれるのでしょう。日本人もこれを見習いスマートなボランティアの方法を学ぶ必要があると思います。
 ドイツ旅行では税金や環境を考える事が出来ました。リサイクルではドイツ、ゴミ処理の技術は日本が高いと思いました。今後日本の良さや、日本らしさを役立てる事が大切です。又、ドイツの暮らしにふれ、洋の東西を問わず「税金を有効に大切に使う」為に税の重要な働きを理解する事が必要だと感じました。物の豊かな日本で、心豊かな温かな生活を可能にする為の新しい税の方策も必要です。諸外国の良い所を積極的に取り入れ、日本人・地球人として安心で平和な社会を築いていける様な立派な社会人に私も早くなりたいと考えました。税の仕組みやそれに関する政治の仕組みについても学んでいきたいです。
良い街づくりのかけはし
守谷市立御所ヶ丘中学校
一年 白 浜 京 香
 私達の生活を援助してくれる税金。そのお金は、ほとんどは働いている大人の人がはらっている。でも私も知らない間に税金をはらっていた。消費税だ。普段なにげなく買っているおやつなどにかけられた少しのお金が後に私達の願いの実現や生活を豊かにするために使うお金の一部になる。つまり、良い街づくりのためにある貯金箱に貯金したようなものだ。そう思うと税金のすごさが分かったような気がした。私は、税金の事についてもっと知りたくなったので調べてみた。
 まず税金の集められ方を調べた。まずさっき述べた、物を買った時にはらう消費税があった。その他にも市町村に住んでいる人がはらう住民税や土地を持っている人がはらう地価税、会社で働いている人の給料からはらう所得税があった。その集められたお金は、私達が病気で医者にかかった時の治療費の負担や道路などを工事する時や学校などの施設の物を買う時に使われている事が分かった。私は、あまり税金をはらっていないのに税金には、お世話になっている事に気付いた。そう考えた理由は、税金の使いみちに、何か必ず私はかかわっていたからだ。私だけでない。みんなもそうだ。税金は、みんなの暮しをサポートする大切な役割を持っている事に感心した。今、私は、税金をはらってくれる大人の人に感謝しなければいけないと思った。
 調べていて一番気になったのが、私達の願いを実現させるために使われる税金についてだ。これは、みんなが使う公共の施設、生がいセンターなどを建ててほしい時、その願いをかなえるため税金が使われる。この事を知った時私はみんなのお金や願いがあってできた公共施設は、これからも、きれいに大切に利用していきたいと思った。
 又、税金は福祉に使われている事を知った時は、もっと税金を福祉にあててほしいと思った。そうすれば小さい子から高れい者の方や障害のある人みんなが安全に楽しく暮らせる。きっとみんなそれを望んでいると思う。福祉にかける税金こそが一番良い税金の使い方だろうと私は考えた。
 税金の仕組みを知れば知るほどすばらしいものだと思い拍手したくなる。この仕組みで日本は支えられている事が分かり税金を納めるという大人の人達の役目の重大さが、分かった。つまり税金をはらっている大人の人がこの世の中を作っているのだ。私も大人になったら税金を納める立場になる。そんな時、この税金の必要性を知っておく事は、大切だと思う。ただはらっているという状況になり、なぜ税金てあるのだろう。と人々が思い始めたら、良い街は絶対に出来上がらない。良い街、良い国は、税金から成り立つものであり私達は、税金についてもっと知り、考えなければならないのだ。
税のむだ使いをなくすために
常陸太田市立南中学校
二年 櫻 井   健
 僕は、今年の七月三十一日と八月一日の二日間、学校の行事である職場体験学習で常陸太田市役所に行きました。市役所には様々な課がありますが、僕たちは生活環境課にお世話になりました。二日間の体験を通して多くのことを学びました。
 その一つは、「税金はとてもむだ使いされている」ということです。「たいした額ではないだろう。」と思った人も多いと思いますが、僕もここまでむだ使いがひどいとは思ってもいませんでした。ここに書いたことは、ほんの一部だと思いますが、これで少しでも「税金のむだ使い」が減ればいいなと思います。
 「みなさんは、いつもゴミの分別をしていますか。」そんなこと、どうだっていいと思っている人も多いと思います。しかし、その気のゆるみがこの作文の課題でもある、税金のむだ使いに大きく影響しているのです。
 職場体験学習の二日目、僕たちは市内の清掃センターの見学に行きました。ここで、様々な税金のむだ使いを発見しました。まずみなさんも必ず聞いたことがあると思う「リサイクル」です。リサイクルとは、一度使ったものを再利用して使うということです。これは、とても良い方法です。しかし、ゴミの分別を怠ったために、リサイクルできなくなるものが、かなりあるそうです。リサイクルできなくなったものは、お金を払って業者に引き取ってもらうのです。このようなお金はすべて市の税金から払われているのです。もし、すべての人が分別をしてくれたら、かなりの税金のむだ使いが減るそうです。
 この作文では税金のむだ使いを「ゴミ」という形で書きましたが、この他にも様々な所でむだ使いがされていると思います。むだ使いを減らせば、その分だけこの常陸太田市がより豊かになるのです。今では税金の問題が毎日のようにテレビや新聞で報道され、社会問題にまでなってきています。僕は、所得をごまかしたり、脱税したりする人を見ると、とても悲しい気持ちになります。税金は誰もが払わなければならないものです。でも、できるだけ少ない方がいいと誰もが思っているはずです。そのためには税のむだ使いをなくしできるだけ少ない税金でも、国が成り立っていけるような社会にしていくべきだと思います。僕は今まで、増税というニュースを見たり、聞いたりしたとき、「なんでだよ。」と思っていました。でもそれはただ自分たちが決まりを守らないせいでこうなってしまっていることを考えれば、みんな納得するはずです。だから僕はこのことを知ったとき、すぐに家族や友達に話しました。これからは、少しでも税金のむだ使いが減り、安定した社会になっていけるといいなと思います。
税金のパンフレットを見て
茂木町立茂木中学校
三年 大根田 翔 子
 「税金は、こんなに色々なことに使われているんだね。税金を納めることは、家計にとって負担に感じてしまうこともあるけれど、なかったら大変なことになるんだろうね。」と、『私たちのくらしと税金』のパンフレットを一緒に見ていた母が言いました。
 教育や科学、産業の振興、社会保障の充実、公害対策や自然環境の保護・整備、警察や消防の活動、道路や河川の整備など、税金は私達の暮らしの安定のために、色々なところで使われていたのです。
 多くの家庭、また多くの国民が納めている税金は、このように大きな力となり、国民一人一人の生活を守り支えてくれる、私達にとってはなくてはならないものだと、強く感じました。
 数日後、母があるテレビ番組で見た話を、少し憤慨した様子で話してくれました。
「Y市で遊園地やとても贅沢で高価な施設をたくさん作ったけど、利用者がほとんどいなかったので赤字財政になり、その穴うめに水道料、住民税、市営住宅の家賃値上げ、色々な保障費のカットをすることになるかもしれないんだって。このような市町村は他にもいくつもあるらしいよ。」と……。
 このことから、税金は使い方によっては、このような大きな損失や迷惑を引き起こすこともあるのだと分かりました。だから、みんなが一生懸命に働いて得た収入の中から納めている税金を、もっと慎重に考えて、無駄のない使い方をすることが大切なのだと思いました。
 私達の学校では、生徒会活動で毎年夏休みに資源回収をしています。その収益金は、部活動費や生徒会活動費として役立てたり、老人施設に車椅子を寄付するのに使っています。金額はわずかですが、みんなで協力し合って働いた収益金を、有効に使うことができうれしく思っています。だから、税金もこのように、みんなが満足できるように使われるべきだと思うのです。
 またパンフレットに、小学校から高校までの年間教育費は、一人あたり百万円近い税金が使われているとあり、とても驚きました。私はそれを無駄にしていないだろうか、有効に使っているだろうかと考えさせられました。そして、学生としての自覚をもち、一生懸命に勉強や運動に取り組み、楽しく学校生活を送ることが、私たち学生がしなければならない税金の使い方だと思いました。
 間もなく私達の中学校が改築されます。その時にもたくさんの税金が使われると聞きました。多くの人達のおかげで、新しい校舎ができるということに感謝し、有意義な学校生活を送りたいと思います。
 今回パンフレットを見て、税金は豊かで安心した暮らしを支える貴重なものだと分かりました。今後は、税金が国民のために有効に生かされることを願いながら、私もきちんと納めることのできる大人になろうと思います。
税金について思うこと
伊勢崎市立第二中学校
三年 大 川 愛 絵
 去年の十二月、ある知らせが耳に入ってきた。それは、私の通う中学校の近くにある橋の工事が始まるという内容だった。私は自転車で通学する時、いつもその橋を通っていたので、工事が終わるまでの間、回り道をすることになった。最初にそのことを聞いた時は、わざわざ遠回りすることが面倒に思えた。しかし、交通のためには工事が必要なんだと、すんなり受け入れるようになった。
 そして八月。夏休みの間で久しぶりに学校へ来てみると、すでに橋が開通していた。初めてその上を通ってみると、なんだかスムーズに感じた。前はコンクリートが凸凹していて、通るたびに音がしていた。けれど、新しい橋は段差も無くなっていた。私は嬉しくなって、今まで待っていたかいがあったと思った。
 私は今まで税金の使い道についてはあまり考えたことがなかったが、新しい橋も税金を使ってできたのだと、身近に税を感じた。
 学校で初めて税金について学んだ時、私は世の中には数多くの税金があることを知った。県民税・市民税の他にも、所得税や固定資産税などがある。中学生である私達はまだ払っていないものが多いが、消費税はすでに払っている。税金を払っている時は、お金を余計に払わなければならないというイメージがあるが、実際に税金が正しく使われているところを見ると、安心感や充実感を覚える。税金は決して無駄なものではなく、私たちの暮らしを支えてくれているのだ、と再認識する場面である。
 最近のニュースの中で、脱税の事件について知った。それも、金儲け第一主義のような、十分にお金を持っている人が脱税するためにお金を隠していたのだ。私はなぜ税金を払わないのか不思議に思った。もしかしたら、自分以外のことのためにはお金を使いたくないのかもしれない。しかし、もしも税金が無くなったら、困るのは自分だということを知らないのだろうか。
 税金は新しい道路を作ったり、危ない場所を直したり、図書館や公園などを建設したりと、私たちの生活を、より豊かで便利にしてくれている。九年間の義務教育にかかるあらゆる資金を負担してくれているのも、税金なのである。今、もう一度税金について考え直し、税金は何のためにあるのか考えれば、日本をよりよくするため、そして国民一人一人のためだと気付くのではないだろうか。
 私が大人になるころ、日本がより暮らしやすくなっているかは、国と国民との信頼関係に託されていると思う。そして私は、社会の一員として、より良い社会のために、税金とうまく付き合っていきたい。
税の大切さにふれて
上越市立三和中学校
三年 保 坂 未 来
 「また増税の可能性潤v
 テレビを通して国民の嘆く声が聞こえる。実をいうと私も、これ以上税金が上がるのは辛い!と少し憤りを感じていた。
 そもそも、なぜ税金が高くなってしまうのか?私にとって最も身近な消費税さえも三%から五%になり、十%になる日も近い盾ネどと言われている。そこで私は税金がどのように使われているのか調べてみることにした。すると、税金の代表的な使い道として公共施設の建設・運用というのがあった。例にあげてみると、毎日の生活に欠かせない道路や橋の建設、学校での教育や医療にも税金が使われているという。
 しかし、そんなにも増税が必要なのか?と私は少し納得がいかない。少しぐらい減税しても平気では?と疑ってしまう。税金のない社会はどのようなものなのか考えてみると背筋がゾッとするような事がわかった。
 まず、急な病気やケガになっても救急車が来ない。教科書代や授業料を自分で負担しなければならない。犯罪の取り締まりが行われず治安が乱れる、など税金がなくなってしまったら、私達は生活などできなくなってしまうのだ。私は、ただ何気なく払っている消費税が、わずかながらも社会に役立っていることを知り、税金を払わなければいけない不満な気持ちが和らいだ。
 私達は、税金あってこそのこの社会で税金の大切さを知り、税金のありがたみを感じて生活していく必要があると感じた。
 ただ、税金を払うことに理解を示していない人も多く、脱税や税金の無駄使いが増えているという。これからは税金に対する不満の気持ちを、よりよい環境、よりよい社会にするために一人、また一人と前向きな気持ちに変えていけるような社会づくりが大切だと感じた。
 私達は、税金のおかげで毎日楽しい学校生活を送ることができている。当たり前に感じている校舎がきれいに保たれていること、先生がいて勉強ができること、安心安全の学校生活が送られていること、これらは全て税金のおかげだ。私はテニス部に所属し、三年間活動してきた。毎日大好きなテニスの練習ができ、なおかつきれいに整備され、充実した設備でテニスができたことは本当に幸せなことだと思う。
 今は税金に助けられる生活が中心だが、これから成長していくにつれて、私達が中心となって税金を快く納めるときがやってくる。明るい未来を創り出す税金のパワーは無限大である。私達が税金を納め、税金が私達に明るく、安全な社会を与えてくれる…。こんな素晴らしい社会が永遠に続くことを心から願う。
税について思った事
大阪市立八雲中学校
三年 坂 口 良 太
 僕は、「税金」というと、一番に「とられる」という言葉が浮びます。国というよくわからない所にはらっているという感じがします。
 それが少しちがうのではないかと思い始めたのは、父から父の仕事について、話を聞いた時でした。父は知的障害者の授産施設で施設長をしています。そこでは、障害を持っている人達がいろいろな仕事をしています。仕事で得られた収入は障害を持った人達の賃金になっているそうです。
 では、父とそこで働いている指導員の人たちの給料や維持費などは、どこから払われているのだろうと思いました。それは、国や大阪府や守口市から、「助成金」というのが出ています。その助成金は、税金の一部から支払われています。「社会福祉は税金でまかなわれている」と言われても、ぴんときませんが、「障害を持った人たちが毎日生活をしているが、それは税金があるから出来ている」と言われると、わかりやすいと思います。
 会社や店などは、利益を出すことを目的としていますが、障害を持った人や、高齢者の施設をはじめ、警察や消防署、学校等は、それ自体が利益を目的としていないものがたくさんある事に気づきました。しかし、それらは社会にはなくてはならないものばかりです。なくてはならないものだから、お金がかかるものであり、それらをどうするかと考えれば、そこに住んでいる人達が負担するしかありません。その負担するお金が税金なのです。そう考えると、「とられる」や、「無理やり払わされている」と思うのがまちがいなのではないかと、僕は思います。「税金」という言葉ではなく、「日本という国で生活していくための会費もしくは負担金」と置き換えれば、とてもわかりやすいものになると思います。
 そして、自分たちの住んでいる所をもっと住みやすくするために、自分たちでお金を負担していると考えた時、その使い道に無関心ではいられなくなると思います。何を一番大事に考えて、「負担金=税金」を使っていくのかは、払っている人達が決める事だと思います。
 「障害者を納税者に」という運動があると父から聞きました。障害を持った人は、ほとんどが安い賃金しかもらっていないそうです。だから、障害を持った人がきちんと働けるしくみを作り、税金を払える賃金をもらえるようにしようという運動だそうです。税金を払うという事は、社会の一員になって、社会に参加することだと初めてわかりました。
 僕は、一人一人が負担しあって住みやすい社会を作っていけるようになったら、税金が高いと文句を言う人もいなくなり、障害を持った人も税金を払う時が来るのではないかと思います。
母親たちの今後
追手門学院大手前中学校
三年 吉 田 侑 加
 現在の日本は、多くの物があふれています。多くの人々が社会生活を送っています。この社会生活を送る上で、税金が必要なものです。税金を納めること、教育、勤労と共に国民の三大義務の一つです。税金は、私達が生活する色々なことに生かされています。公立図書館、市民プール、公共施設の建設、運営……。私も、図書館に行きます。読みたい本を受付で検索してもらうとすぐ手にすることができます。数多くの本がそろっています。新刊から古典本まであります。そして何より私が感心するのは、小さい子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで色々な年齢の人々が利用していることです。快適な場所で、ゆっくりと本を読んでいるおじいちゃんを目にすると何だかうれしくなります。図書館は、税金が大切に活かされていると思います。
 また、現在、大きくとりあげられている問題に少子化があります。一人の女性が出産する人数が、減ってきている。あるいは、出産しないという現象です。私は最初、日本の人口が減少していくのなら、土地が少ない割に人口が多い国だから、一人当たりの所有する土地が増え、車の台数も減って公害も少なくなるし、考えれば、地球温暖化にも歯止めがかかるしと、まんざら悪いことではないのではと思っていました。戦争中に、『産めよ、増やせよ』と言われ、多産の末に命をなくした女性も多いと聞いたことがあります。育児、家事に追われていた女性が多かった時代から時を経て、現在は、社会進出を成し遂げ、貢献している女性も、あたり前のように目にすることが出来るようになってきました。以前に、女性にインタビューしていました。
インタビュアー
「どうして、子供を産まない。もしくは、産んでも一人。という女性が増えてきたのでしょうか。」
女性達、
「自分の仕事の障害になる。」
「子供が、大きくなるまでにかかるお金の保障がない。」
「育児が一段落して社会復帰がしにくい。」
と、多くの理由が述べられていました。私は、女性(特に母親)をとりまく環境は、とても厳しいものだと痛感しました。
 国民の義務の一つである『納税』税金は、多くの所に意義のある使われ方をしていると思います。これから大人になっていく私達中学生も、まだ関係ないというのではなく、中学生としての目を持って社会を見つめて、生活しなければならないと思います。私は、働くおかあさん達が、子供を産み育てやすい社会に、そして、これから増加していく高齢者の人々が、笑顔に、安心して暮らせる社会にもっともっと税金を生かすことができればいいなあと思います。そして、国民、全ての人が幸福になることを願っています。
納税者の第一歩
京都市立太秦中学校
三年 北 橋 尚 也
 例えば、突然砂漠に放り出され「今日から一人で生きていけ」と言われたとする。当然そこには食料もなければ水もない。強い日射しに晒され、苦しくなっても誰も助けてくれない。生活に関する全てのことを自分一人でやれと言われ、一体どれだけの人が実行できるだろうか。僕ではとても考えられないことである。
 改めて考えてみると、僕たちの周りには、僕たち個人だけではできないことがたくさんある。当たり前だが、人間は一人で生きていくことはできない。では、一体だれがその仕事を行うのか。その費用はどこからくるものなのか。
 僕たち国民が、国や地方公共団体によって安全で豊かな生活を確保するための様々な公共サービスをまかなう大切な収入源は、他ならぬ税金なのです。それなのに僕たちは、義務教育を受け様々なサービスを与えられても心のどこかで「当たり前」と感じている。税を支払い、また使うことに対して、払うときは大事なお金だが、使うときはその意識が薄れ、無料のように感じてしまう。その結果、税に対する負担感へとつながってしまう。私たちが税による様々な権利を受けるときは、必ず納税の義務が生じる。払うことしか意識しないために、この「税金のめぐり」に気づかないのではないだろうか。
 これらのことをなくしていくためには、税による様々なサービスを「当たり前だ」と受け取る前に、そのサービスにどれだけの費用がかかり、その費用はどこから出ているものなのかをしっかりと考えなければならない。そうすれば、税に対して今までとは違った意識が持てるはずだ。そして、今までの生活を振り返り、税による様々なサービスに感謝することができる。そこで初めて、納税者への第一歩がふみ出せるのだ。
 税は全ての人が平等に生きていくための手助けとなるものであり、私たちの未来への希望が込められている。だからこそ、本当の意味で税は生きる希望や意欲、いろんな人々の手助けにならなければならない。
 今、中学生である僕は、働いてもいないし、税金も納めていない。しかし、僕はこの社会に参加している一人であり、これからの社会をつくっていく一人でもある。だから、私は今から社会の一員として、自分達の暮らしを支える納税の意味を共通の理解として持てるようにしておく必要性を感じる。今年中学三年生になり、義務教育最後の一年を迎え、僕は社会を支える納税者へと歩んで行きたい。一人一人が、税を理解しようとする意識と努力を持つことで、お互い助け合う豊かな社会ができていくはずだ。
税は未来への投資
洛南高等学校附属中学校
三年 渡 辺 雄 太
 税金は、一社会人として当然課せられる義務であり、いずれ僕らも支払わなくてはならないものである。これは義務なので無論、責任も帯びてくる。税は不思議な力を持つ。税で生活している公企業の人達は全国に何十万人といるし、ホームレスや生活保護を求める人にも税から資金調達している。中には税を無駄に持て余す者もいるらしい。
 資本主義国では、税金の占める役割と割合は大変多大であり重要である。税金で国が動く訳で、車にたとえると、ガソリンみたいなものだ。日本は非常に豊かな国だ。最近は「日本は心が貧しい。」とか何とか言われるが、物質的に考えると全然そんな事はない。しかしなぜ日本はここまで豊かになったのだろう?考えてみると、有能な先人の人々が精一杯働き、そしてきちんと納めた税金を、有能な国の役人、政治家、指導者が、ただひたすら国の為、人々の為を思って、使ってきたということに尽きると思う。人々は税を納めたからこそ、豊かさを手に入れることができたのである。もし先人達が税を納めていなかったら…。恐らく僕らはこんな教育など受けられていないだろうし、一回一回の食事にも苦労していたかも知れない。そう思うと先人に感謝しなければならないと同時に、僕達は自分の為というより子供達に豊かさを提供する為に納税するという考えも持つべきだろう。そういう風に考えれば、「義務」としての納税ではなく、「投資」としての納税となり、税を納める者が、何か嬉しくなる。そして少しでも考えに共感してくれる人がいれば、税を支払わない人も少なくなると思う。
 少し前、みんなの税金や受信料で運営される公共放送のテレビ局NHKの人のスキャンダルが発覚した際、他の放送局や世論はNHKを袋だたきにして批判した。これは当然の権利であり、問題も無いのだが、そのうちにある現象が起こった。NHKに対して受信料を払わない人々が急増したのである。この事件に反発して起きたのは明らかだった。
「受信料を無駄にする奴に受信料は払えない。」
いかにも正論を述べているかのように見える。しかし僕はちがうと思う。「受信料を払っていない人間が、真っ向からNHKを批判できるのか?受信料を払っている人間が文句を言えるんじゃないの?」
この未払い問題は今も続いているらしい。これは非常に残念でならない。
 いずれにせよ僕達子供はいずれ「税金」という義務を背負って社会を生きていく。これから「税金」で嫌な思いをしたり、いい思いをしたりするだろう、しかしきちんと「税金」だけは納めていたい。幾多もの先人が提供してくれた現在の豊かな社会を「税金」によって子孫にも残し続けたい。さあ「税金」で未来への投資始めよう。
税金の向こうで
学校法人三木学園白陵中学校
三年 辻   利佳子
 今年の五月二十七日。ジャワ島で大地震が起こった。マグニチュードは六・二。多くの家屋やホテル、学校が倒壊し、死者は二千七百人以上。その大半は建物の下敷になったという。道路や橋も崩れ、行き場を失う負傷者達の様子を私はテレビで幾度となく見た。
 この頃、私の中学校では生徒委員会を中心にしてジャワ島への募金活動が行われた。生徒委員会に所属している私の友達は生徒だけではなく、先生方方の協力も得てこの活動に取り組んだ。私はそういう彼女の一生懸命な姿に心を打たれた。遠く離れた場所で困っている人々を救おうという熱い思いを感じたのだ。テレビの向こう側で苦しんでいる人々の姿を私は募金箱に気持ちを込めてお金を入れた。
 私達は、募金を呼びかけて街頭で必死に叫ぶ人々を見る時、その裏で、飢えたり困り果てたりしている人々を想像する。そうすることで何とか手助けになろうと寄附をするのだ。勿論、人によって募金をする金額は違う。多い人もいれば、少ない人もいる。しかし、募金をする人は皆、世の中で苦しむ人々の役に立ちたいという慈愛の精神を一様にもっていると思う。たとえそれが自分個人のお金だとしても、人々を救う手立てとして反映されるのならば募金をするのだ。
 税金も同じ考え方ができるのではないだろうか。所得の差によって納税の金額も多かったり少なかったりする。しかし、私達の払った税金は国家を支え、そして私達の暮らしを充実させているのだ。税金は姿を変えて私達の安心できる環境を保障してくれている。
 さて、国の歳出の約四分の一は社会保障関係費である。つまり、税金は年金、社会保障や、生活に苦しむ人のための生活保護などに使われているのだ。又、警察署や消防署にも税金が使われており、日々の暮らしを守っている。何げなく通る道路も税金があるから普通に歩くことができるし、誰もが通う学校も税金がないと成立しない。小学校のころから当たり前のようにもらっていた教科書も全てが税金で支給されている。実は私も昔から税金の恩恵を受けていたのだと改めて認識した。このように生活の一部分を切り取るだけでも税金が生かされていることが分かる。税金は多くの人々を救い、国民を幸せにする力をもっているのだ。
 これから年を重ねていくにつれて、税と関わることが今以上に増えていくと思う。少子高齢化という複雑な時代の日本で税制度においても大きな転換を迎えるかもしれない。その中で社会を担っていく私達若い世代の責任は重大だ。個人としての税金が国力の源となり、国民全体をサポートしていく。そのような広い視点をもって私は税金を見つめ、考えていきたい。
税の作文
神戸市立竜が台中学校
三年 有 浦 鉄 馬
 ぼくの父は、ぼくが小学校五年生の時になくなりました。病名は、急性白血病でした。父のお母さんが、長崎で被爆したので、父は被爆二世ということになります。母は、それからとても苦労して、ぼく達兄弟を育ててくれました。
 「税の作文」が宿題として、出されたときは、消費税くらいしか頭にうかばず、母に相談すると、父のことを教えてくれました。広島や長崎で原子爆弾を受け、それが原因で亡くなった人の家族や、治療をしている患者さんは国から年金がおります。だから、ぼくの家庭も、年金をもらってます。その年金は、実は、全て国民の税金なんだということを、母から聞き、今回、初めて知りました。母は「お父さんは、亡くなってからも、私達家族を守ってくれているのよ。そして、その頂いたお金は、無駄に使わないで、大切にしないといけない」と言いました。ぼくも、本当にそのとおりだと思いました。
 今までは、買い物をした時に消費税がもったいないなあと感じたり、一円玉や五円玉が財布の中にたまっていやだなあと思っていました。でも、みんなが消費税を払ってくれているおかげや、一生懸命働いて、納税してくれているおかげで、ぼくたちは生活していけるのだと知り感謝しなければいけないと思いました。
 障害を持っている子供たち、体の不自由なお年寄り、そして、ぼくたちのようにお父さんやお母さんがいない家族。そんな、弱い立場の人々が、安心して、幸せに暮らせる世の中になるには、「税」は絶対に必要なんだとわかりました。ぼくのひいおじいちゃんと、ひいおばあちゃんは、どちらも七十歳をこえています。バスや地下鉄は、無料の券をもらっているので、神戸市内
なら、どこへでも行くことができます。これも、県民税や、市民税で賄われています。いろいろなことを知り考えることができたのは、夏休みの「税について」の作文のおかげだと思いました。そして、感謝して生活しなければならないことも知りました。
 今のぼくは、みんなのために役立つことも税金を払うこともできません。でも、大人になって、「納税の義務」が果たせるようになれば、必ず、今の感謝の気持ちを忘れずに、世のため人のために、役立てる人間にならなければならないと思いました。
                       
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