芦屋東灘納税貯蓄組合連合会
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40回「税の作文」優秀作品 

 
文部科学大臣奨励賞入選作品
ごみと税金
本吉町立津谷中学校
三年 佐 藤 羅 夢
 最近私は自分の将来について考えることが多くなりました。働く父に仕事について教えてもらおうと思い、尋ねてみたことがありました。
 父の仕事は道路整備です。この仕事は現代の車社会において必要不可欠なものです。道路整備の費用の多くは国や県や町の税金なのだと教えてもらいました。その税金とは国民が納めた様々な税で成り立っており、皆の暮らしを支えるために生かされている。そのため、間接的にではあるけれど税に携わる仕事をすることは責任が大きいし、誇りでもあるのだと父は語りました。その時父が見せた真剣な眼差しは、私の足を街へと向かわせました。税金が他のどんなものにかたちを変えているのかを自分の目で見て、何かを感じとっていきたいと思ったのです。
 まちへ出てすぐ、パトロールをする警察官を見かけました。警察や消防、救急など、税金がまちや人を守ってくれていることで、私達は安心して生活できているのだと改めて実感しました。
 その後も、子供からお年寄りまでたくさんの人が利用していた図書館や町民体育館に入館して、バリアフリーの設備が充実していたことや、私自身の通う学校は、場所や設備など多面的にみてもこんなにも教育を受けやすい環境にあるのかと、暮らしを支える税の恩恵に感謝しました。しかし、ごみ収集車が山積みにされたごみ袋を積んでいるのを見た時、初めて自分の税金に対する考えの甘さに気付きました。今までは消費税を払っているというだけでも社会に貢献していて、それが今の自分にできる精一杯の恩返しだとばかり思っていましたが、ごみを収集・処理するのは税の力です。ごみを捨てれば捨てる程、税金をたくさん使わなければなりません。
 昨晩、私は一度も使っていないメモ帳とハンカチをごみ箱に捨ててしまったことを思い出し、急いで自分の部屋に戻りましたが、既に母がごみ収積所に出してきた後でした。私は自分のことをとても恥ずかしく思いました。税金を、払い、感謝するだけでなく、かたちを変えた税金を“大切にする”ことも税金に対する大切な恩返しの一つだと気付いたからです。少しでも無駄なごみを減らすことができたなら、その分だけで使わずに済む税金が出てきます。
 ごみを減らすことだけでなく、税を生かしてつくられた建造物や学校の備品を丁寧に扱うことなども、税にやさしい行為です。税の有難みを痛感した今、私だけでなく、皆がこうした意識を持ち、行動するべきだと思います。そして、明るい税の未来とまちを、私は強く望んでいます。
                       
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